♪ 考える葦 携帯電話のGPS機能 Part2 (SH903iとは何ものなのか?) 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 携帯電話のGPS機能 Part2 (SH903iとは何ものなのか?)

 携帯電話のGPS機能を圏外でも使ってみたい! という、私のささやかな願いなのですが、、、どうなりますことやら。

 私が購入したSH903iはiモード圏外では緯度経度の測定が出来ないのです。
 でも、他機種であるF903iやD903iはiモード圏外でも、単独測位方式により緯度経度の測定が出来るのです。

 調べてみると、F903iのマニュアルには、以下のような記載があります。

 ●圏外または海外では、現在地確認を除きGPS機能をご利用出来ません。  その次には!!!

 自分のいる場所を測位する

 圏外や海外でも、見晴らしのよい場所であれば測位できる場合がありますが、時間がかかるなど通常とは動作が
 異なったり、周囲の状況によっては測位できなかったりすることがあります。

 こりゃ、悲しい現実だぁ。
 もしかしたら、私のお悩みはF903iを買っていたなら、iアプリを自分で作る、、、こんな事にはならなかったっていうこと
 なのでしょうね! でも、GPSだけのために、SH903iをチョイスしなかったか?というと、それもない話題です。

 

 セイコーエプソン株式会社が開発し、903iシリーズに採用されているGPSモジュール『S4E19863シリーズ』は
 3GPPに準拠した3つの測位モード(MS Based / MS Assisted / Autonomous)をサポートしているため、
 どのようなアプリケーションやネットワーク環境下においても、世界最高水準のGPS測位パフォーマンスを発揮する
 ことになっています。

 用語解説
 MS Based: ネットワーク支援GPSで、アシストデータはCell Broadcast等、一定周期で端末に送信。
         最終計算は端末にて行う測位モード。

 Ms Assisted: ネットワーク支援GPSで、最終計算はサーバーにて行う測位モード

 Autonomous: ネットワーク支援は行わない自立型。 全ての計算は端末にて行う測位モード

 やったね! このチップには、単独測位方式がサポートされているのだからこの機能を使わないとなぁ。

 

 ■「S4E19863」の特長
 屋内での位置取得が可能な高感度受信(-160dBm)を実現
 高速衛星サーチアルゴリズムを搭載
 3GPPに準拠した3つの測位モードをサポート
 小型1チップパッケージ

 ■仕様
 モジュール構成: GPSベースバンド+GPS RF+周辺回路(TCXO含まず)
 受信感度: -160dBm
 TTFF(測位時間)
  ・2-3秒(屋外環境、Hot Startもしくはサーバーアシスト時)
  ・7秒(屋内環境、Hot Startもしくはサーバーアシスト時)
 位置精度: <10m(屋外環境)、<35m(屋内環境)
 動作電圧:
  ・インタフェース電圧=1.8Vまたは3.0V
  ・内部動作電圧=1.5Vまたは1.8V
 外形寸法: 13×8×1.28mm

 このスペックを見ると、SH903iのGPS機能は携帯用ハンディGPSナビゲーターのトップシェアを誇る
 米国ガーミン/GARMIN社の製品と同等の能力を持っていることが判ります。

 高感度受信(-160dBm)なら、樹林帯の中でも衛星の電波を感じることが出来るかもね!

 

 こりゃ、困ってしまいます。 いったい、SH903iとは何者なのか?

 高機能のGPSモジュールを搭載しているのですから、iアプリにより汎用性のある動作をしてもらいたいのですが、
 なかなか曲者ってことですね。

■ まとめ

 まあ、尾瀬に行けないこの時期の夜長を過ごすには最適な話題ではあると思います。

 尾瀬に行くまで、まだまだ猶予があります。 買った以上、とことんとんと、その機能を酷使しないともったいない話です。

 その答えを求めて、私の彷徨はまだまだ続くのです。

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