■ わがままなメモリ
息子のパソコンにOSを入れようとして、インストール作業をしました。すると、パソコンがハングアップするのです。
初めて5分ほど経過すると、画面が固まって(専門化はフリーズと呼ぶ)しまいます。でも、停止する場所が毎回違います。
そうこうしていると、初期のハードディスクのデフラグをやっている時にも、エラーが発生します。
ハングアップする前には、HDがやけにうるさいような気がします。そこで、別のマシンからHDを外して、交換してみました。
それでも直らないのです。もうがっくりです、後はマザーボードかCPUの不良が考えられます。
半導体の温度暴走の症状なのですが、でもいずれも簡単に交換とはいきません。
疲れ果てもう今日は止めようと思い、片付けはじめました。その時、先日メモリを増設したことを思い出しました。
私の部品を息子に進呈して、彼に付けさせたのです。こうなれば、藁(わら)をもすがる気持ちで追加したメモリを外しました。
すると、突然安定して動きだしたのです。ヤッター、ピンポン ビンゴー♪
インストール中は、メモリへのアクセスが多くなるので、基板の温度が上がり、微妙な変形により、接点が接触不良を
起こしていたようです。 メモリの増設は基板が奥の方にあるので、慣れないと刺し辛い作業ですからね。
部品の故障ではなく、単に実装の仕方が悪くて接触不良を起こしていたのです。
パソコンはパワーオンすると、BIOSが起動して、その中でメモリの試験を行います。その時には温度が低いので、正常に
動作するのです。 でもその後に接触不良が起こると、ハングアップします。 でまた、リセットすると冷えているので、
一時的に正常な動作をするのです。
完全に動作しないなら、直ぐに悪い!と結論が出せるのですが、偶発故障に近いとなかなか難しいものです。
いやー、判ってみると何ちゃない話しなのですが、原因を探すのには苦労しました。
■ まとめ
こんな何でもないメモリの実装不良でしたが、修理に出すと、5000円ほどかかります。そして、運が良ければ修理完了!
接触不良の場合、抜き差しで修復できることが良くあります。特に素人が自作したパソコンの場合にはね!
基本をマスターして作業すれば、無駄な5000円を払わなくて済むってことですね!
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