■ 撮影会閑話 その2 (撮影位置は)
では、どこで撮影するか? の問題です。
銀レフは、太陽の光を反射させるものなので、基本的にはモデルさんの後ろに太陽がないと、使えません。
曇った日には、補助光としてモデルさんの顔の皺(しわ)を消してくれる優れものです。
ですから、野外での撮影会でモデルさんを写すベストポジションは、銀レフの近くなのです。
でも、当てすぎると顔が能面のようになります。何事も程々が、よろしいようで、、、、
銀レフの当て方は、それを操作する人の技量により大きく変わります。風であおられても、微妙に変わりますからね。
光と影、この辺になると好みの問題なので、いろんな位置で撮って見ることです。 レフの近くで少し外れて、モデルさんの
顔に光と影の違和感の感じない場所、そこを探すことです。そんな、場所を早く見付けることが出来るのも、写真技術の一つです。
でもあまりモデルさんの回りをうろうろしていると、対面のカメラマンから叱られます。
「お前写るよ!」ってね。そう言ってる本人も、端の方の写る位置に居ながら、文句を言うのです。どっちもどっちですね。
だから、私はそんな身勝手な人の近くには行かない事にしています。
だって、そんな場所では、モデルさんの顔にマトモな光は当たりませんからね!
三脚や一脚を使って撮影している人は、場所をそう変えることが出来ませんが、私のようにデジカメで手持ちの場合には、
カメラマンの隙間から十分撮影することができます。
なるべく、色んな場所から撮影して、モデルさんの美しさを何処から撮れば一番良いか? 何て、自分だけの品評会を
してみると面白いですよ。
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