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■ 便利グッズ??? 高度計付き腕時計

 私が山に行く時には、国土地理院の1/2万5千分の1の「地図」と「コンパス」とを、持参しています。
 その他に高度計があれば更に、すばらしい。 
 (そう書いていながら、実は私は高度計を持っているのです。 でも、使う場面になかなか遭遇しないのです。)

 究極は、ハンディGPSでしょう! これさえあれば、地図は要らない??? 本間かいな。
 そんな時代が、やがては来るでしょうね。 (って、言うかぁもう来てるのです。 2007年購入 高いですけどね。)

 携帯電話にも「GPS付き!」なんてのがありますが、山での利用ははなはだ疑問です。
 だって、携帯がつながらないような場所で、どうやって地図データを入手するのか?との、疑問があるからです。
 必要なのは車が走らないような登山道での正確な情報ですが、、、XXX県の大体ね、、、この辺って、判ってもねぇ。

 そんな高級なGPSがなくても、「地図が読める」と、山歩きが楽しめます。
 休憩時間にGPSの画面を見るより、地図を広げてそこに感想なりを書いた方があとで思い出になります。
 「行者ニンニク、発見!」とか「妙に耳のとがった目の細い美人と遭遇」とか書いておくとね。

 ここまで読んでいただき誠に有難うございました。 納得した方は、ここでお別れです。

 PS. 一般的に地図とコンパスとがあれば、自分の位置が判る、、、、はずです。
 でもそれは高い山などの目印が見える場合の事です。
 うっそうとした樹林帯の中では目標がないので、測量が出来ないのです。

 しかしながら、自分の位置を常に意識していれば、頭の中で地図上をトレースしていけるので、大きく外れることは
 ありません。

 ここで、ちょっと真面目な話題です。
 厳密にはコンパスが示す磁極の北と地図上の北とは、場所により微妙に異なります。
 磁極と北極点とは場所が異なるので、磁極を示すコンパス(磁石)は正しい北を示さないのです。

 地図には「磁針方位は西偏約6度40分」などと書いてあります。 微妙とは、このレベルの話題です。
 でも、そんな事(うんちく?)を知らなくても、楽しめますよ。
 この先は急勾配だ!とか、この尾根を越えれば目的の頂上が見えるはず!
 とか、自分なりのイメージが作れるのです。それが当たると、うれしいものです。

 話しは変りますが、以前上高地に行った時、横尾山荘の前のベンチで地図を見ながら休憩していたら、登山者から
 声を掛けられました。

 「ここの高度は何メートルですか?」 私と同年代の親父でした。 なので、地図に書いてある等高線をたどって、
 海抜を教えてあげました。 すると、彼は自分の高度計付き腕時計にその数値を入れて、補正をしていました。
 高度計は気圧に影響されるので、こまめな補正をしないと正しい海抜が判らないのです。

 一方GPSなら、原理的に4個の衛星を見付けると、気圧に関係なく、位置と高度の情報が判ります。
 やはり、ハイテク品はすばらしい! (ハンディGPSは、5万円ほどしますから貧乏人には手が出ません。)

 で、話を戻すと、たぶんその親父さんは、メモで記録を残しているのでしょうね。
 「ベンチで休息、水場あり、9時45分、高度1890m」とかね。

 でも、その人は地図は持っていないのです。 地図を持っていなくて、高度だけを知りたがる人がいるのです。
 いったい、この親父さんは何考えてんのかな?と、悩やんでしまいました。

 と、言うのは非常時で本当に高度計が役に立つのは、霧や樹林帯の中なのです。
 霧がかかった山道で手元にあるのは、高度計と地図だけ!

 そんなシチュエーションでも地図があって、高度が判れば、地図上で自分の位置が判ります。
 もっとも、登山道から外れていたり、地図が読めなかったたら、駄目ですけどね。

 そもそも地図は自分の位置が判らなくなってから、使う物ではありません。
 あくまで、読みながら、確認しながら、思い出を書き込みながら使うものです。

 と、言うことで、私も高度計付きの時計を持ってはいるのですが、安価な地図ほどあまり活躍の場がないのが
 実情です。(もったいないな!) そんなのに振り回されているより、地図や景色をながめている方が、山の生活を
 楽しめるような 気がします。

 今やGPS搭載の携帯電話がある時代ですが、紙の地図は無くならないでしょうね。
 きっと。 でも、メモリ容量が増えて地図が入って、値段が下がれば山屋は欲しがるかも!

 私はというと、電池切れで遭難するのは嫌だから、やっぱり地図とコンパスを選ぶでしょうねぇ! 

 (そんな私ですが、2007年にGPSを購入しました。 こいつには気圧計も付いていて、とても優れものです。
  でも、やはり地図とコンパスは気楽にメモができるので必需品なのです。)

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