♪ 考える葦 ささやかな贅沢気分 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 日本酒を楽しむ (感謝の気持ちを込めながら、、、)

 とある杜氏さんから日本酒をいただきました。 生ものですから!、と注意された程の代物です。
 いやー、こんな幸せな気分を有難う御座いました。

 純米吟醸 手造り 「俺の酒」 (非売品)

 茨城産の「ひたち錦」を使い、木内酒造さんで仕込まれた一品です。 原材料は、米と米麹。 何も足さない、何も引かない!!
 アルコール分は、16%以上17%未満。 ちょっと、普通の日本酒よりは、アルコール分が高いですね。

 そんな、杜氏さんへの感謝の気持ちを感じながらこの場で紹介しているといった今日は私のブログ的書き込みなのです。

 今回は糖度を昨年に比べ+1にして、仕込んだ代物なのだそうで、、、その味覚を味わい尽くすにはそれなりの知識が必要なので、
 ちょっと調べてみました。 飲み屋で飲むときには、既にビールでほろ酔いかげんになっているので、日本酒を飲むときには既に味覚は
 麻痺しているのか、、、研ぎ澄まされているのか、、、ちょっと冷静な判断が出来ない状態となっています。

 お、この酒はフルーティだね!なんて、勝手に味覚を論じるくらいにね。
 でも酔って冷静? そんな理屈が通用するなら飲酒運転などない!!よねぇ。

 今回は頂いたお酒をテイスティングしたいので、知識の泉を紐解いてみたのです。

 まず、日本酒とは、、、、米を醗酵させて作るアルコール飲料だそうです。 古代からあるお酒ですが、私は作ったことがありません。
 もちろんテレビの番組で杜氏さんが米麹を蒸した米と汗をかきながら混ぜるシーンや桶の中で発酵して二酸化炭素の泡ぶくが
 出てくる様子は何度も見ています。

 更には、絞りたての新酒が供されて、レポーターの「美味い」という言葉も何度も聴いています。
 でも、やっぱ自分で飲んでみないことには、味覚ばかりは判りませんからねぇ。 知識よりも、味覚の方が大事だなぁ。

■ まとめ

 米の選択から始まり、精米技法や使う水や温湿度環境など多くのパラメータにより、日本酒の出来は決まります。

 でも、それよりも大きいのは、「飲み手の味覚」だと思います。

 汗をかいて、飲む水は美味しいです。 とは言え、あまりに冷たいのはそう飲めたものではありません。

 日本酒は不思議な飲み物です。 冷酒からお燗したものまで、幅広い温度で飲む事が出来ますからねぇ。

 もちろん、ホットワインもあるじゃないか!!!という、意見をお持ちの人もいるでしょう。

 風邪を引いて卵酒的な感覚でホットワイン!!は美味しいと思います。 でも、それを飲み続けることは私には出来ません。
 もちろん、それが日常的な人がいても、それは自由なのですけれどね。


 いろいろな話題がありますがここまでは、序章にしかすぎない。 そんな世界なのです。

 生貯蔵酒(なまちょぞうしゅ) 火入れ1回目をしない。杜氏蔵人言葉では「先生」(さきなま)、「生貯」(なまちょ)などという。
 生酒(なまざけ ) 火入れを1回目も2回目もしない。 杜氏蔵人言葉では「生生」(なまなま)、「本生」(ほんなま)などという世界!。

 先生(さきなま)、、、ですから、生ものなのです。 

 生ものだから美味しい!そんなことはありません。 成熟することで、完成される味もあります。

 でも、ボージョレヌーボは若いから価値があります。 

 本当の生もの、、、の生酒 これって、スーパーでは売ってない本当のスーパーな贅沢品ってことではないかと思います。
 問題は、それを味わうだけの味覚を私が持っているかということなのです。

 ヤバ〜イ! こりゃ、スーパーへ行って、生酒銘柄の品物を買い込んで私の味覚を鍛えないといかん!

 大量に買い込んで短期間で鍛えるのか、、、それとも猶予を与えながら、、、長期的に鍛えるのか、、、、それが問題だぁ。

 最終的に杜氏さんからいただいた「生酒」の封を切るまで残された時間は少ないのです。



 呑みました。 飲んだと書くより、呑むと書く方が情感が伝わります。

 とてもフルーティな芳香が素晴らしい!!! 冷酒なのにこの芳香♪ たまりませんねぇ。

 ぐい呑みの方に、口の方からお出迎え! すると、ねぇ。 お酒が私の舌を刺激するのですよ!

 味覚は本来、舌の上の感じるものなのですが、、、このお酒は、、、下側に回り込んで、、、ああ、美味い!!!
 日本酒の場合、ワインと同じで、呑んだ状態で空気を吸うと、、、色々な刺激が脳裏を過ぎるのです。

 これを書きながら、ちびちびと夜長を楽しむ、、、こんな至福の時も良いもんだ!

 混ぜ物のない日本酒って、本当に美味しいのですよ! そう思う私なのです。

尾瀬で幕営しま専科
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