■ (涙)
別に私が歳を取って涙腺が弱くなったせいではないのですが、昔から感動すると泣けてくるのです。
ドラマなんぞを見ていても、最後の方で感動的な場面になると、テッシュを片手につい見いってしまいます。
アニメの世界でも、「風の谷のナウシカ」なんぞを見るだけで、最後の場面では感涙にむせてしまうのです。
まあ、これも内面から湧き出る感情だから仕方ないことですね。
とはいえ、最近は一人でDVDを見ることが多いので、誰からも邪魔されずに感情の盛り上がりを楽しむことができます。
これが「映画館で終焉間際に涙を流す中年親父の図」なんてものは、いただけない代物なのですが、自分の城の中なら
もう何でもありなのです。 何でもあり!とは言っても、テレビに向かって、「そうだとも!俺もそう思ってたんだ!」なんて
言う様になったら、かなりやばい状態かも知れませんけどね。
普段の生活の中ではなかなか喜怒哀楽を表す機会がありません。
笑う門には福来る。昔の人は自然に、健康法を身に付けていたようですね。 笑う!だけではなく、全ての感情を
思いっきりだして、感性を豊かにしていく方がどうも、ストレスを適度に感じて体には良いようです。ストレスは大事です。
ボーっと、何もしないと反って体調は良くありません。
感受性が大事だとは言え、すぐにプッツンと切れてしまう今の若者のようでは駄目ですけどね。
自分の心の中にもう一人の自分が居て常に冷静に自分を見ている。その下で、自分の感情を変化させる。
そんなプロセスを楽しむ余裕を持つことが面白いのです。
???だんだん、ジギル博士とハイド氏の世界に近づいていくような気がしますね。
と言うより、歳を取ってくると、いろんな人格が心の中に生まれていても変ではないような気もします。
状況により、多面的な人格を使い分けるのは極普通の行動パターンですからね。
体と同様に、精神的にも適度な刺激を与えて、沢山の心の中の人格と健康な生活を送るのがこれからの高齢者世代を
生き抜く知恵かもしれません。
こんな理論が2010年には学会で証明されて、日本人の平均余命が1月伸びるかもしれません。
精神分析論の本をもう一度読み直して、自分を冷静に分析するのも面白いかもしれません。
尾瀬の長い夜にこんなことを思い巡らすと、また一人新しい人格が私の中に涌いて出てきそうな予感がします。
2010年には、私のような高齢者多重人格者のことを、「観天望気症候群」とよぶのかも!
■ まとめ
上を向いて、歩こう♪
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