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■ お店の味覚に合わすべきか それとも、、、

 先日、水戸の「えぞっ子」にラーメンを食べに行きました。 ここは、美味しいラーメンをリーズナブルな価格で食べさせてくれる店です。

 「味噌」「醤油」「塩」の3種が全て、500円。 トッピングのバターは50円増し、麺かモヤシの大盛りは100円増しです。
 普通なら、「味噌」が高いのに、、、この店は、ユーザーフレンドリィってことなのです。
  

 最近、そのお店でちょっと珍しい光景に遭遇しました。

 私より先に来ていた男性客に、「みそラーメン大盛り」が運ばれてきました。 

 その後、3分ほどして私の頼んだラーメンも出て来ました。 この店の麺は太いので、湯で時間が普通の店より長いのです。
 更には、一度に大量に作れないので、3人前ぐらいづつ作ります。

 で、私が食べ始めると、私より先に食べ始めた「みそラーメン大盛り」親父が、店主に対して「申し訳ないけど、スープを濃くして!」
 と依頼したのです。

 見ると、親父の大盛りラーメンは1/4位しか減っていません。 店主は、嫌な顔もしないで、食べかけの器を下げて行きました。
 とはいえ、この店はカウンタ越しに厨房が丸見えなのですが、何をしているのかは見ていません。

 何をしているのか? ちょっとは気になりますが、私のラーメンが延びないうちに食べないといけないので、
 食べることに忙しい私には、厨房の中を覗く余裕がないのです。 

 1分程でスープは濃くなったようで(味噌を足して?)一件は無事解決、、、メデタシ、メデタシでした。
 再び、食べかけの「大盛りラーメン」は親父の前に出されたのでした。

 人様々ですねぇ。 私の味覚では、太い麺にも負けないくらい濃いめなスープだと思いますが、それが薄いと感じる人もいます。

 問題は「それを食べかけたレベルで言うか?」という、問題です。 お昼時の混み合っているお店で、作り直しを依頼するのは、
 いくら自分の味覚に合わないとはいえ、行き過ぎのような気がします。

 常連の店なら、注文時に「濃いめ!」を頼んでおけば良いのだし、一見さんでも自分の味覚が他人と違うことを意識して行動すべきです。

 注文時に「濃いめ!」と言っておいても、更に薄ければ文句を言ってかまいません。 でも、何も言わないで、後で変更を要求するのは
 大人の世界としては「マナー違反」だと思います。

 最近のらーめん屋さんでは、麺やスープの濃さを注文時に指定できるお店があります。
 この店では書いていませんが、それでも頼めば対応してくれると思いますけれどねぇ。

 醤油なら秘伝のたれを足せば良いのですが、味噌となるとちょっと足すというわけにはいきませんからね。

 些細なマナーの問題かも知れませんが、、、はたして弁護士軍団の結論は???

■ まとめ

 こういう自分の味覚をはっきりいう人種が居ますねぇ。 特に年配の方で、あとで「はっきり」言う方がいます。

 頑固であるのは今時珍しくて良いのですが、「塩分控えめ!」な時代に、もっと濃く!と言うのはちょっと考えるべきだと思います。
 でもまあそれが生活のスタイルでしょうから、それを食べても健康な人種なのでしょうけれどね。

 自分のライフスタイルを持つのは良い事です。 でも、それをやりながらでも、他人に迷惑をかけないで楽しむのが「粋」な生活だと
 思います。 いやー、ラーメンの湯気の向こうには、人生の哲学がみえるようですねぇ。

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