♪ 考える葦 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 電気の来ない生活

 とある日の朝 突然、我が家に電気が来なくなりました。 別に、電気料金を滞納しているからではないのです。

 来なくなったので、、、、全ての我が家の家電製品は、休眠状態になってしまったのです。

 分電盤を見ると、「ブレーカー」や「漏電遮断機」は「断(トリップ)」にはなっていません。 なのに、電気がコンとです。
 これが、「コント」なら笑えるのですが、「来んと」となると、穏やかではいられません。

 家内の電化製品が全て使えないのです。 (電話は使えますけど! その秘密は、、、NTTに聞いてね!)
 こりゃ、由々しき状況です。 冷蔵庫の中の冷凍食品の運命をや! 

 我が家には、最近 熱帯魚がいませんが、もしいたら、、、悲惨です。 もしも病人がいたら、、、、恐ろしい、ですねぇ。

 幸いなるかな、我が家にはそう緊急を要する状況はありませんでした。 で、こうなったのが月曜日の早朝8時30分!
 夜間でなくて、良かったぁ! 本当に、そう思います。
 でも、この時間には、サラリーマンである私こと観天望気は既に会社に出勤していたので、急遽 年休にして
 自宅に戻ったのですけどね。

 そんな、こんなで、パートナーからの知らせで、我が家に戻り、分電盤を調べました。
 これまでも電化製品の使い過ぎで、「ブレーカーが断」になったことは何度もあります。 今度も! では、ありませんでした。
 だって、ブレーカーは断になっていないのに、電気が来ないのです!

 コンセントから家電品を抜いて、分電盤を調べましたが、電気が入らないという状況に変化はありませんでした。
 漏電遮断機の「トリップ」ボタンを押しても、トリップしないのですから、、、入り口のブレーカーの故障か、我が家への給電が
 来ていないとしか思えない状況なのです。

 漏電遮断機には、「トリップボタン」があり、これを押すと、漏電の試験が出来ます。 特別な装置がなくても、押すだけですから
 簡単に試験が出来るのです。 このボタンを押しても、遮断機がトリップしないと言うことは、電気が来ていない証拠なのです。

 で、「東京電力」に連絡しました。 で、こんな状況をオペレータに状況を説明して、、、、、

 電話して、1時間ほどで、東京電力から2名の「救援隊」が来てくれました。 すごい、迅速な行動です。

 で、来てくれた作業の人に状況を話しました。 作業員はブレーカーの様子を調べて、外にいた別の作業員の方に
 「おーい、積算メーターに電気が来てるか?」と叫びました。
 すると、間髪をいれずに外の積算メータの傍に居た人から、「電気が来てない!」との返事がありました。

 この「積算メータ」とは家の外にあり、電気料金を計るためにクルクルいつも回っている、、、あれです。

 我が家に訪れた「救援隊」の隊員がそれを聞き、「これは外の電柱の方の問題ですので、私らには権限がありません。
 外の担当者に無線で連絡を入れておきますので、、、、」といって、、、テキパキとした動作で帰っていきました。
 この間、わずか3分ほどの迅速な行動、、、、でした。  さすが、科学の時代、文明の勝利! 日本は平和だ!

 それから、30分ほどして、「救援隊 Part2」が訪れました。
 私が救援隊! 私にお任せを!ということで、さらに、30分ほどで修復が終わりました。 そんな報告がありました。

 停電の状況となってから、わずか3時間で修復しました。 会社に出勤してから自宅に戻り(1時間)、連絡してから
 2時間で無事に修復が出来たのです。 こうして、我が家に平穏な生活が戻ってきたのです。

 メデタシ、めでたし。。。

■ まとめ

 東京電力から聞いた今回の結論:
 道路の電柱柱の上に実装された「ヒューズ」が「20年と言う歳月と茨城は海に近いので塩害により、緑青(絶縁物)を発生させ、
 接点が接触不良を発生した。

 今回は、フューズが切れたのではなく、接触不良のようです。 つまり、抵抗値が無限大になって電気が流れなくなったのです。
 ですから、電流の容量の問題ではなく、「電気が来ない!」状況です。 ヒューズって、切れるなら切れて欲しいです。
 それが切れずに、接触不良で、抵抗値が高くなるとなると、問題が複雑になります。

 我が家の近くの電柱の上では、そのフューズが 湿気⇔抵抗値の低下⇔電流の増加⇔発熱⇔湿気の蒸発⇔抵抗値の上昇⇔
 このままで良いのでは、、、、 そんな状況が続いていたようです。 最近、ビデオやパソコンの動作が不安定だったのもこれが原因だ!
 ここまではオームの法則が通用する世界であり、自然の保護が働く世界です。 いわゆる、フェールセーフなのです。

 そこへ、早朝にインバータエアコンをいれたのです。 で、急にこのバランスが崩れてしまいました。
 最近流行のインバータエアコンでは、電圧が下がると周波数を高めて更にパワーを使いますから! 緑青で十分な給電がされない
 状況なのに、頑張れエアコン!状態になってしまったのです。 で、電圧が低い状態のエアコンは、周波数を上げて頑張ったのです!
 電圧で頑張れないなら、せめて回数で頑張ろう! その結果は聞くも涙、語るも涙の世界だったのです。

 つまり、根性のない屋外の電信柱の上のヒューズは一番最初に「ギブアップ」をしてしまったのです。
 そう、我が家のブレーカーよりも先にね!!! 発熱で切れたのか、緑青による絶縁抵抗が無限大になったのか、、、結果は同じ!

 いやーねぇ、ブレーカーが切れずに電気が来ない、、、それも我が家だけ! そんな、状況に陥ると、なかなかどんな対処をすれば
 良いのか? 悩んでしまします。
 その正解は、「東京電力に電話する!」ことなのですが、それでも修復までに2時間を要すとなると、問題がありますねぇ。

 今回は、明るい早朝だったから不幸中の幸いでしたが、これが夜間に起きていたらと思うと、ちょっと怖いです。

 電気の来ない生活、、、突然、貴方の家に電気が来なくなったら、、、、夏のホラーの世界のような話題ですねぇ。

 大切なのはそうなったら、どう対処するかと言う事の方なのでしょうね。

 でも、こんな体験をするまで、各家庭の入り口の電柱にヒューズが入っているって、知りませんでした。
 学校の授業では、そんなこと教えてくれませんでしたからね!

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