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■ ナイフ(knife)を作るべきか、使うべきか! それがお悩みポイントだ!今では購入した3本のナイフを活用してキャンプ生活を楽しんでいる私です。でも何故かこの写真で紹介しているのは2本!なのです。 その理由は、、、 これらはシースナイフですが、もう一本はフォールディングナイフです。 キャンプに行くなら、やっぱシースナイフが良いですから! シースとはナイフを入れる皮で出来た入れ物のことです。 ラブレスポーチやチューブ、フラップポーチなどがあります。 それがどんなか?は、ナイフの専門サイトにお任せします。 私は単に、ユーザの一人ですからね! 携帯時に怪我をしないシースが良いなぁ、、、そう思う程度の事です。 シースも大切ですが、私のナイフは丸洗いが出来て、さっと水気を切る事が出来る、、、そう、シンプルが一番! それが、キャンプ生活には要求されるのです。 その昔ナイフは市販の物しかない!私にもそう思っていた時代もありました。 (カスタム・オーダー品は別ですけどね。) でも、時代はめぐり、私の場合ちょっと前はナイフを自作しようかなぁ? と、思っていました。 ナイフマガジンという月刊誌を読んでいると、今の時代自分でもナイフが作れることが判ったからなのです。 ラブレスさんが「村の鍛冶屋」さんがトッテンカン・トッテンカンやらなくても、鋼材から削って、焼入れをすれば、お好みの ナイフが出来ることを世に知らしめたのです。 そんな、こんなで比較的簡単にナイフが自作できるようになったのです。 めでたし、メデタシ、、、 工具さえ揃っているなら、比較的簡単に加工できます。 ヤスリでえっちら削らなくても、グランインダーがありますから。 でもねぇ、まず最初に決めないといけないのは、どんなシチュエーションで、何にナイフをどう使うか?と言うことです。 そうなると、考えられる全てのシチュエーションで、何にでも使える理想系のナイフ、、、が目的になるのですが、、、 そんなのはありません。 トマトの皮は当たりまえ! お魚や、肉から、硬い缶詰までスパスパ切れる、、、理想のナイフ、、、 それなのに、研ぐのが楽で(理想は研ぐことなく!?)何時も切れ味が保たれる一品! それって言われても、理想のナイフなど存在しないのですよ。 (そんなのがあったら、戦国時代はもう暗黒面の向こうですから、今の日本人はほとんど生き残っていないでしょうねぇ。) そんな理想を夢見る楽しい一時がある、、、一方で、 都会の生活をしていると、実際の場面でナイフが必要な場面など、そう多くはありません。(逆に、持っていると捕まりますからねぇ) 西洋料理の番組で、鋏で魚を処理する、そんな時代です。 キャンプ生活でも、釣った魚をさばいて、という場面にはなかなか 遭遇しません。 これまでの私自身の経験でも、ナイフに命を救われた、、、そんな体験は無いのです。 (ある意味、幸せなのかな?) で、とりあえず私が目指したのは、キャンプで「レトルト食品」の袋がスパッと綺麗に切れる一品です。 (私の場合、重い缶詰をキャンプに持っていくことはありませんからね! ワインは重くても、、、持って行きますが、、、この矛盾!) 切り口があるから、そんなの意味無いじゃん! そう思う人も居るでしょうが、レトルト食品の封ってスパッと綺麗に最後まで 切り取れないのです。 切り口から汁が飛ぶのですよ。 鋏なら、切れますけれどねぇ。 切る途中で切るのを止めれば、汁は飛びません! まあ、垂れることはありますけどね。 だいたいの場合、私がテントの中でレトルト食品を処理している場合といったら、雨降りで外の自炊場へ行くのが億劫で、 もうほろ酔い加減なくらいワインを飲んでいるのです。 昼間から飲んで!という意見もあるでしょうが、写真が撮れない 状況なので、ついつい呑んで晴れを待つ気になってしまうのです。 そんな時、テントの中で、レトルト食品を処理していて、その汁が飛散したら、、、もう本当に悲惨なのです。 大切なシュラフに付いた汚れは、私の心にも深い傷を残すのです。 でも、自宅で帰ってから洗えば良いだけなのですけれどね。 目的が決まれば次に決めるのは、ブレードの素材です。 最近の流行はステンレス系の錆びない一品です。 鋼は錆びて当然なのですが、Cr、W、Moが微量入ると錆びにくくなるのです。 Cr:クロム W:タングステン Mo:モリブデン 昔、中学校で習ったでしょ! 他にも、C:炭素 Mn:マンガン P:リン S:硫黄 など、鋼材の中にはいろいろ入っているのです。 そんなの知らなくても、、、じゃなくてぇ、それが錆びるか錆びないかの選択肢ですから、理解しなくては、購入してから 後悔することになるのです。 でもねぇ、錆びない=切れ味が良い ではないところが話を難しくしているのです。 更には 硬度が高い=高級な材料 ではないのですよ。 硬いとそれを研ぐのがメチャ面倒です! やっぱ、いろいろ知らないと後のメンテナンスが面倒な事になっちゃうのです。 ATS−34 硬度は、HRC60〜61 この素材は、ナイフとしてのトータル・バランスが理想的と言われている鋼材です。 日立金属の特許鋼種です。 440−C 硬度は、HRC59〜60 クロムの含有が多く、耐食性に優れています。 研ぎ易い硬度と経済的な価格が魅力です。 お店に行くと沢山の素材が売られています。 何を選ぶかは自由ですが、それ相当の知識がないといけません。 でもねぇ、まずは、形から入ります。 自分の手の大きさ、、、それが基本です!!! あ、当たり前か! 佐治武士さんの積層材も買えます。 積層模様の美しい一品を自作するのも良いかも! ■ まとめ ATS−34、粉末ハイス鋼、白紙1号など色んな素材を楽しむ今日この頃、、、自分のナイフを作るのはまだまだ先になりそうです。 |
尾瀬で幕営しま専科 |
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