♪ 考える葦 ナイフ(knife)の世界 Part3 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ ナイフ(knife)の世界 Part3

 これまで数本のナイフを購入して使用している私ですが、その理想とは何かをつい考えてしまいます。 これも、冬の夜長のせいかな?

 そろそろ、酒の酔いもまわってきたし、私の中の二重人格の出てくる頃かなぁ、、、♪

 こりゃ、来るぞ! 来るぞ! そろそろだど! そうだとも!!!

 
 子供の頃はナイフといえば「肥後の守」でした。 今時の若者には、バタフライナイフなのでしょうが、それよりもチョーシンプルな構造の
 肥後の守が時代のトレンドであったのです。 (まだ、オルハカッターはありませんでした。 今ではオルファ!)

 安全剃刀が普及してきていて、刃が交換できるナイフがすでに普及していましたが、、、なんと!手回しの鉛筆削り機が我が家にあるぞ!
 そんな、時代でした。 

 でもねぇ。 その頃の私は自分の手加減で肥後の守により次第に削れて行く鉛筆にこそ芸術的な愛着を感じていたのです。
 5cm位に短くなると、手回しの鉛筆削りはもうお手上げ状態になります。 でも、ナイフなら、そんなの関係ない!!!
 自分の責任で、スパスパ切っていけるのです。

 その当時は2cmの鉛筆でも挟んで使えるホルダが売られていたので、本当に最後まで鉛筆を使っていたのです。
 2cmしかない鉛筆の芯や折れた短い芯だって、コンパスに入れて使えたのです。(今ではコンパス使わないなぁ)
 
 ところが、世の中は進歩しちゃって、あっと言う間に「シャープペンシル」の時代になってしまいました。

 いつまでも、肥後の守に縛られていることはできないので、私もシャープペンシルの時代を満喫したのです。

 でも、筆圧の高いせいか、頻繁にポキポキ折れるのです。
 それも、モノマーなシャープペンシルが普及してきて、次第に改善されてきたのです。

 めでたし、メデタシ、、、え、ナイフの世界はどうした? そうです、ここはそれを紹介しないとね。

  

 これまで数本のナイフを購入して使用している私ですが、その理想とは何かをつい考えてしまいます。 これも、冬の夜長のせいかな? 

 え、同じことを書くなって、、、そう思う貴方の「記憶力は、実年齢−4歳です。」

 じゃあ、本筋を始めましょう。

 切れるということについて、、、何が大事なのかな?

 普通なら一番身近にある包丁を想像します。 細くて、先が尖っていて、刃が長く付いている。
 包丁は切る素材の上に乗せて手前に引くと素材が切れるとても優れものです。

 もっと、シンプルに考えるなら、「刺す」ということです。
 素材を刺すには、「尖った」ものを使うのは当たり前だのクラッカー、、、です。(知らない人は調べてね!)

 刺すことの延長戦上に切るという行為があるのです。 え、判りにくいですか。

 じゃあ、話をもっと判りやすくしましょう。

 光輝いた針(はり)と錆びた釘(くぎ)のどちらが都内の某有名百貨店の地下食品売り場において、100g5000円の松坂牛に
 刺さりやすいかという問題を小学生に出せば86%の小学生は「そんないたずらをするのは大人として恥ずべき行為だ!」という
 正解をすることでしょう。

 そうです! 錆びたナイフは切れないのです。 尖った光輝いた針の連なったナイフは連続して刺さることにより切れるのですよ。

 しかも切るときには、自然と引いていますが、「楔(くさび)効果」を使っているのです。
 これは、上から押し付けて切るのと異なり、包丁の刃の角度を「より尖った角度」で切っていることになるのです。

 難しい理由は専門書に任せて、ここは自分の指先の切れ味の感覚を信じましょう。
 (厚い紙の上にカッターナイフを水平にして押し付けても切れませんが、引けば切れる、、、あれです!)

 じゃあ、刃の先端さえ尖っていれば切れるのかという貴方! そう、結論を求めずにゆっくり考えましょう。

 ある意味貴方は正解! 尖っている方が相手の組織の深い所まで同じ力で入って行けます。
 楔(くさび)を薪(まき)に叩き込むイメージが判りますよね。

 割って隙間が出来れば、そこにナイフの刃の先端の微々たるビミョーな側面が摩擦を感じながら滑り込む必要があります。
 この摩耗係数を小さくする為には、錆びていなくて鏡面仕上げの先端が要求されるのです。

 トマトの皮が抵抗無くまたはヒゲが綺麗に剃れるにはそんな刃が必要なのです。

 尖っていて錆びていない、、、そんなの当たり前! では、次に素材です。
 柔らかなアルミで尖ったナイフを作っても、、、商品とはなりません。(チタンなどのアルミ合金は別ですよ!私も、ナイフ持ってます)

 一方、昔から使われてきた鉄鋼を使ったナイフは、焼入れをすることによりその硬度調整することが出来ます。

 比較的柔らかい状態で加工しておき、最後に焼入れで硬くする、、、それってすごい知恵です。 そう思いますねぇ。

■ まとめ

 買ったナイフは、私の自由にすることが出来ます。 刃の角度を鋭角に研ぐか、鈍角に研ぐかは、、、自由だぁ。

 問題は何を切るかと言うことにつきます。 ナイフが道具である以上この課題は避けては通れません。

 最初から目的を持って作るナイフメーカーではない私は自分に合った角度にするしかないのです。

 概観を見てもらいたくて、アンダーな画像にしてみました。 手でこれを握ると、、、この続きを知りたければ、貴方がお店に
 行って、これと同じようなものを買わないとね! じゃないと、これ以上この話題についていけません!
 
 

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