♪ 考える葦 味覚の秋といえば秋刀魚 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
 Home »風景写真 »茨城の風景 »D100の世界 »蕎麦三昧 »温泉三昧 »考える葦 »パンドラの箱 » »HP内検索エンジン 

■ 味覚の秋といえば秋刀魚

 2003年秋、今年は結構秋刀魚がお安いです。北海道からはじまり、次第に南下してきており、脂ものってきました。
 北海道のものは一匹98円。銚子沖のものは、大型ですが一匹250円。
 どちらにするかは非情に悩むところではありますが、昨日は北海道に軍配が上がりました。

 大根下ろしとの相性も抜群で、秋刀魚二匹と一緒に食べればもう満足してしまいます。
 新鮮な生秋刀魚は腸(わた)も美味くいただけます。ほろ苦さがたまりません。

 炭火が一番!なんて、食通の人は言うかもしれませんが、ガスで焼いても十分美味しいと思います。
 炭火の場合には、遠赤外線が作用して、、、それも判りますが、素材が美味けりゃ問題なし!
 あまり、その辺にはこだわりません。素材の新鮮さにはこだわりますけどね。

 料理の本を読むと、秋刀魚の表面に塩を振ってしばらく置いておき、皮から出てきた水を洗い流すと魚臭さが抜けて、
 美味しい秋刀魚になるとあります。水気を良く拭き取ったら焼く時には、また別の塩を振ってから焼くそうです。

 私の場合、一切塩など振りません。買ってきたら、エラの部分にある血を軽く水洗いするくらいで、さっさと遠火の強火で、
 一気に焼きあげます。身からは脂がぼとぼと落ちるので、塩を振っていても意味がないのです。
 脂がぼとぼと落ちないような秋刀魚は美味しくありません。

 皮にこんがり茶色の焦げ目を付けて、、、なんていう余裕はありません。皮が剥がれても気にしません。
 料理本には、煙を出さないようにするには、アルミホイールにのせて、オーブンで8分加熱、、、途中上下を返して、、、
 そんな世界とは無縁な、煙もくもくの世界が我が家にはあります。

 落ちた脂が燃えて炎が上がります。コツとしてはこの炎を直接秋刀魚に当てない方が美しい仕上がりになります。
 でもそんな悠長なことやっていられません。ですから、私の焼きあがった秋刀魚は黒く煤けています。
 見た目の美しさよりも、味を取ります。

 肝心なのは、ドンブリ一杯の大根下ろしを焼く前に準備しておくことです。これがけっこう、しんどい!
 しっかり水気を切っておきましょう。

 秋刀魚が焼けたら、醤油を上からぶっかけて、大根おろしと一緒に食べます。
 カボスや柚子があれば、更に満足度が上がります。肝心なのは、スピードです。

■ まとめ

  冷えた魚は美味しくありません。焼けたばかりの熱い秋刀魚と冷たい大根おろしと温かいご飯。
 これだけの役者がそろえば、ほんの300円ですが、私の秋は満足なのです。
 

尾瀬で幕営しま専科
Copyright © 2002-2007 観天望気 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system