■ 失敗作でも思い出だ
シャッターチャンス!と思って撮影しても、いざ現像してみると、思い通りに撮れていないことがあります。後でしまったと
思ってもどうしようもありません。編集ソフトでいじってもますます変になっていまいます。やはり、良い状態で撮るのが
一番です。最近はデジカメが普及して、その場で液晶画面である程度確認することができます。
しかし、駄目な場合どうすれば良いの???と言うことで、私の体験をご紹介します。
なお、ここで使用している機種は、NIKON COOLPIX 950(211万画素)です。
最近の機種のように高精細ではありませんが、マニュアル機に近い機能があり、使いやすいです。
同じような場面に遭遇したときには、撮影する場合の参考にしてみてください。
2002.09.21に尾瀬沼で撮影した三枚の夕焼けの写真があります。条件を変えて撮影しました。
時間の経過は2分間です。同じカメラでもこのくらい色合いが違うのです。
なお、写真は撮影したままであり、画像処理は一切行っていません。また、フィルター等も使っていません。
変えた条件は、ホワイトバランスの設定です。 左端はオート、中央は太陽光、右端はプリセットです。
ホワイトバランスの設定には、この他に電球、蛍光灯、曇天、スピードライト(フラッシュ)などがあります。光源により、色の
バランスを調整するのです。なお、プリセット(白い被写体のデータをカメラに手動で記録)機能は、持っていないデジカメが
あると思います。 ほとんどの場合は、オートで撮影できますが、特定の照明光で撮影する場合には設定してみることを
お薦めします。 でも、カメラをいじくっている間に、最高の夕焼けを見逃さないことが一番大切ですね。
双眼鏡とデジカメ
双眼鏡とデジカメを組み合わせると、望遠の写真を撮影することが出来ます。
この時、デジカメはピントを無限遠にしておき、双眼鏡の方でピントを合わせます。
液晶画面で合わせるので、ピントを完全に合わせるのは難しいです。 更に光軸を合わせるのも、手持ちだと難しいです。
でもデジカメならお金がかからないので、失敗作でも気になりません。
例をお見せしますね。デジタルズームより色収差はありますが、楽しめます。
左から、35mm換算で、38mm、115mm、デジタルx2.5、7倍双眼鏡使用です。
デジカメ画像の楽しみ方
何を今更!と言わないで、まあ少しお付き合いください。普通画像は見るか、印刷して楽しみます。では、他の楽しみ方は?
ということで、私の楽しみ方をご紹介します。デジカメ画像には、画像データの他に撮影条件のデータが入っているのです。
その一部をご紹介します。データは上の左端の夕焼けのものです。デジカメデータ
撮影モードやシャッター速度、絞りの値を知ることにができ、画像と見比べることによりもっと良い写真を撮るための方策を
たてることができます。何故失敗したのかを考える時にこれらのデータは実に雄弁に語りかけてくれるのです。
昔の一眼レフを使っていた頃、条件をメモしていたことを考えると、本当に便利になったものです。但し、使いこなすスキルを
持つことは今も同じですが、、、旅先から帰って、画像の整理をしながらいろいろ思い出すのも楽しいことです。
山登りとデジカメ
山に登るとき、コースタイムをメモする人を良く見かける。実は私も以前はその仲間でした。 でも、景色などに夢中になって
いると、ついつい忘れがちになります。まあ忘れても登山自体に影響はないのですが、後であれ何時??と思うことが、
あります。デジカメには、撮影した時間が正確に記録されています。なので、忘れん坊の私にはとても役立つ機能なのです。
■ まとめ
デジカメはランニングコストがお安いので、初期投資は必要ですが長く楽しめます。
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