♪ 温泉三昧 北海道の温泉 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 温泉三昧 (北海道編)

 温泉、いいですね。幕営好きな私としてはフラリと行って、無料や寸志で入れる露天風呂!
 更に欲を言えば夜遅くでも入れる!究極はお湯に入っている間に温泉タマゴが作れる! そんな温泉が大好きです。

 北海道の温泉  (2003年初夏に訪問しました)
  根室地方  からまつの湯
  知床半島  カムイワッカ湯の滝 岩尾別温泉 三段の湯
          セセキ温泉 相泊温泉 熊の湯
  帯広・阿寒  コタン温泉 和琴温泉 
          菅野温泉 鹿の湯 オンネトー 湯の滝 幌加(ホロカ)温泉
  富良野    吹上露天の湯

 北海道  北海道の温泉 (2003年怒涛の道東編)

 からまつの湯 養老牛温泉 

 山奥にある無料露天風呂です。 脱衣場は男女別ですが、湯船は1つだけです。 水着は禁止という正統派の温泉です。
 脱衣場の裏には、源泉の湧き出し口があり、聞くところによると、82℃とか。
 温泉タマゴが出来るそうなのですが、タマゴを持参しなかったので、ちょっと悔しい思いをしました。
  

 直ぐ脇を川が流れています。 お湯の湧き出し口からは湯気がもうもうと出ていました。 ここで温泉卵〜が出来たのに〜!
  

 カムイワッカ湯の滝 (硫黄山から湧き出た温泉が滝に! 無料の露天温泉滝つぼ)

 滝つぼまで約20〜30分、沢を登らないとなりません。登り口では、「ワラジ」のレンタルがあります。
 沢登りというと少し不安ですが、温泉が酸性のため岩にコケなど付いていないので登るのは比較的容易です。
 でも下りはちょっと怖いかな?  左の写真は、登り口です。いざ、修行へ!
  

 (普通斜面を登ったり、降りたりする時は斜面を見ながらですが、裏返しの亀状態で降りてくる親父には、見ていた私の方が
 恐怖を感じました。 この親父さん滑り台のつもりかな? これじゃ、ふんばりが効きません。 こんな恰好で登る人はいないからなぁ。
 恐ろしくて私にはとてもこんな真似は出来ません。
 この親父さんは、ハシゴを降りる時もこうやって降りるのかな? ちょっと興味がありますね!)

 遡上する途中に滝つぼは何個もあるので、どこまで行くかは各自の自由判断です。 途中には、数箇所の要注意の場所があります。
 でも、登りは比較的容易です。 問題は下りなのですが、、、それは後のお楽しみ!
  

 水温は沢を上の方に登るほど熱いです。 脇の崖から流れ出ている小川も場所によっては、温泉タマゴが出来そうな程熱い場所が
 あります。  (私も一度、サンダルで何気に入って、石川五右衛門的苦悩の修行をしました)
 
 一般的な人が訪問する有名な滝つぼが左の写真です。 (雑誌に良く紹介されてます)
 登る時には無人したが、帰りには水着を着た人々が10人ほどいました。
 (という事で、ここでご紹介する写真はお色気のない滝つぼの写真です。 むさくるしい男達の画像をお見せするよりはこの方が
 ましでしょ!)

 この一般的な人が訪問する滝の右側の崖を10mほど登ると、次のステップに進むことが出来ます。
 登った崖の上から、下の滝つぼを見ると右側の写真のように見えます。
  

 上流を目指すといっても、私も一番上までは行きませんでした。 
 (聞いたところ一番上では湯船を自分で石を使って作り、横に寝ながら入るしかないそうです。)

 ここで紹介するのは一番上流にあり、自然に入ることが出来る大きな滝つぼです。
 緑の温泉を湛えた滝つぼは深さが2mくらいあります。 なのでシンクロ派の人も楽しめます。
 私も修行の為飛び込んだり、泳いだりしましたが、酸性が強くて目にしみるのが難点です。
 場所により温度が微妙に違うのですが、この日は滝の近くが丁度良い湯加減でした。
  

 滝つぼでの修行の合間に、登ってきた沢の方を見ると新緑が輝いています。
 普通のガイドブックには湯の滝の写真は載っていますが、湯の滝から眺めた風景はありません。
 後になると湯の滝に入っていた私には、そこから見える風景の方が懐かしいって思うのです。
 (まあこれも、修行に行った特権って奴かも!しれないですね)

 ふと近くの岸壁を見ると、モウセンゴケが自生しています。
 なるほど、こんな厳しい自然だから食虫植物が自生しているのだと妙に納得した次第です。
  

 岩尾別温泉 三段の湯

 ここは斜里町から知床半島の先端へ進み、海岸線から少し山の方へ入り込んだ場所にあります。
 岩尾別温泉は羅臼岳への登山口として、利用する人も多いようです。
 ホテル地の涯(ちのはて)の前の広い駐車場から、少し沢方向にほんの10mほど下った山林の中に三段の湯はあります。
 脱衣場などありませんので、その辺の岩の上に衣類を置いて、お湯に浸かりましょう。
 廻りに囲いなどなく、完全混浴の無料露天風呂です。
 三段の湯というくらいですから、3つの湯船が段違いになっています。
 でも、下の方にも新しいお湯が供給されていますので、下の方がぬるい、汚れている、なんてことはなく、楽しめます。
  

 私が入った時には、小さな虫が飛びかっていて、お湯に浸かっている間は無事でしたが、
 服を着る間に何箇所か身体を刺されてしまいました。
 北海道の他の温泉では虫の攻撃ありませんでした。まあこれも経験だと思って楽しみましょう。
 (よく温泉地にはアブがいたりしますが、ここの虫は3mmほどの小憎らしい奴でした)

 セセキ温泉

 羅臼町から約20km知床半島の先端を目指していった所にあります。
 根室海峡を見ながら入浴できる個人所有の無料の露天風呂だそうです。
 満潮になると、海水が入るので利用出来ないとガイドブックに書いてあります。

 私が行った時は干潮で、湯船はしっかりとありました。でも、温度が低くて(多分30℃くらい)
 とても入る気分にはなりませんでした。湯船の底からは泡が立ち、温泉が湧き出しているようなのですが、ちょっと残念でした。
 沖に見える島影は、国後(くなしり)島です。
  

  

 相泊(あいどまり)温泉

 セセキ温泉から、更に2kmほど行った先にある無料の屋根のある立派な風呂です。
 地元の漁師の方が昆布漁の後に入る為に作られた温泉です。 感謝しながら、入らせていただきましょう。

 湯船からはテトラポットが整然と並んでいるのがみえるだけで、海は見えません。 温泉で火照ったら、テトラに登り海を眺める!
 そんな演出ができる温泉ですね。 でも、泉質は良い様で芯から温まる温泉でした。
  

 一応、男女別になっています。 右側の男湯の隣が女湯ですが、このように開放感あふれる温泉です。
  

 熊の湯

 羅臼町から少し知床峠の方に登った場所にあります。羅臼川の渓流と周りの木々に囲まれた立派な無料露天風呂です。
 女性用は囲われていますが、男性用はオープンエアーです。 ここは地元の人が取り仕切っており、熱いので有名な温泉です。
 色々、掟が書いてあります。 でもそれだけ地元の人に愛されている温泉だと感じましたね。
  

  

 コタン温泉

 屈斜路湖の湖畔にあり、湖との一体感が嬉しい無料の露天風呂です。
 脱衣場は男女別です。湯船の中央部に大岩があり、男女別?の温泉です。ちなみに男は右側。

  

 夕陽が沈むのを見ながら、お湯に浸かることができます。 冬は餌付けされた白鳥を見ながら、温泉に入れるそうですよ!
 ここは管理人さんが地元の人と協力して作ったそうです。 国立公園なので、作るのには苦労されたそうです。
 そんな話を聞きながら、夕陽を見てました。
  

 和琴(わこと)温泉

 和琴半島にある無料の混浴露天風呂です。 ここは観光客のメッカなので、裸で入るという正しい入浴のスタイルが出来にくい
 場所です。 そう言いながら、私の写真には人がいない! おい、お前たち!どこ行った!隠れてるのか!
 のんびり湖との一体感を味わいながら入る温泉はなかなか良い感じです。
  

 この露天風呂から、半島の方に100mほど行くと、無料の混浴内湯温泉があります。
 広い脱衣場と分かれて、別室に内湯があります。 湯船の中にはワイルドな感じで、スノコが沈み、石が並んでいます。
 湯船は深く、中腰スタイルでの入浴となります。 室内なので開放感はありませんが、これも貴重な修行の場でした。
  

 菅野温泉 鹿の湯

 然別峡野営場の奥にある無料の露天風呂です。渓流と新緑に囲まれた静かな場所にあります。
 最後の10kmほどは車でジャリ道を走って行くのが、ちょっと厳しいかも。
 でも、行くだけの魅力があります。 聞こえるのは、鳥の囀りと渓流のせせらぎだけ。 これって、今時一番の贅沢かな?
  

 少し白っぽい温泉です。周りは新緑。 こんなに素適なのに誰もいない。 いえいえ、私がいます。
 それで十分じゃないでしょうか。
  

 オンネトー 湯の滝

 駐車場から20分ほど山道を歩くと、湯の滝に着きます。
 ここは、今でもマンガン鉱物が生成されているという不思議な場所なのです。
 深海のチムニーから熱水が噴出す場所で作られているのは、知っていましたが地上でも、生成の場所があるとは、驚きです。
 泉質は癖の無い温泉ですが、底にはコケがあり滑り易いです。 だから飛び込まないこと!
  

 上の方の湯船は入浴出来ません。 まあ、汗を流すなら下にある普通の温泉で十分ですね。
  

 幌加(ホロカ)温泉

 層雲峡にほど近い無料の露天風呂があると書いてある。インターネットで調べても、確かにそう書いてありました。
 ところが、実際に現地に行ってみると、空の湯船があるだけでした。
 どうもここは温泉旅館のご好意で無料で入ることが出来る温泉のようです。
 湯治客がいない7月の時期には、温泉を露天風呂には供給していないようです。
 まあ、掃除とかを考えると、それも仕方ないことです。
 すぐ近くを清流が流れている雰囲気の良い温泉ですが、とても残念でした。

 と言うことで、幌加温泉に行って無料の露天風呂に入りたいと思ったら、事前に確認してから行くことをお薦めします。
 なお、有料の温泉は旅館にはあるようなので、こちらは利用可能だと思います。
 (残念ながら、私は先を急ぐ身でしたので利用しませんでした。)
  

 吹上露天の湯 富良野から十勝岳に行く途中にある温泉

 「北の国から」 「’95秘密」で五郎とシュウ(宮沢りえ)の雪の中の入浴シーンを想像しながら、修行をしてきました。
 え、何で修行???なのって、言われそうですね。 その答えは、熊ちゃんが教えてくれます。
 で、これがその熊ちゃんです。このお風呂に5分も平気で入れます。???変だな?

  

 この温度計が正しいならば、私は47℃の温泉に入っても平気!だということになる。 これも修行の成果かな???

 近くにあった温泉分析書には、源泉の温度は47度(気温24度)、湧出量200リットル/分 pH2.5、
 何とこれは硫酸並みの強酸性です。 ちなみにこの熊さんで、源泉を測ってみたら、52℃でした。
 どうもこの熊さんは、ちょっと信用出来ない代物のようです。 湯船は2つあり、下の方が大きいですが、景色は上の方がいいです。
  

■ まとめ

 北海道には無料で利用させていただける温泉(露天風呂)がたくさんあります。 泉質もいろいろで、楽しませて頂きました。
 一番雄大だったのは、「カムイワッカ湯の滝」です。 滝全体が温泉って、最高の贅沢だと思います。

尾瀬で幕営しま専科
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