♪ 尾瀬の風景 尾瀬御池から燧裏林道を通るトレッキングルート 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 尾瀬御池から燧裏林道(奥尾瀬)を通り見晴へ至る

 燧裏林道は燧ケ岳の北側の裾野をまいて通る比較的平坦なコースです。(この周辺は奥尾瀬と呼ばれています)

 比較的訪れる人の少ない静かなルートですが、木道の上の霜や夜露、山道のぬかるみなどが結構あるので、滑らないよう
 歩くにはずっと注意が必要です。 場所によっては木道がぐらぐらしていたりします。

 このコースは距離が長いのですが、紅葉の時期に特にお薦めな場所です。
  

 では、尾瀬御池から出発しましょう! 尾瀬御池駐車場の奥の入山口からスタートです。 入り口には入山者の人数を調べる
 カウンタがあります。 ここは間違えないで右側通行! ちゃんとセンサーの前を通りましょう。
 これで尾瀬訪問者40万カウント分の1がカウントアップされます!
 そんなことよりこの先、温泉小屋のある赤田代まで水場、トイレはありませんので、準備はしっかりとね!
  

 御池の駐車場から、なだらなか山道を歩くと、御池田代、上田代、横田代としばらくは、田代三昧を楽しむことが出来ます。

 これは御池田代です。 何だ、ただの原っぱじゃんと思いますが、こんな山の中に自然にこんな平らな木のない場所が
 ある事の方が私には驚きなのです。 川が流れ、草も茂っているのに、何故木は生えないのか???
 

 途中のベンチでは休憩しながら、越後の山々を見ることができます。 のんびり、風景を楽しみながら歩くのも良いものです。
  

 越後の山、、、その名前が気になるなら、パソコンでカシミール3Dを立ち上げてシミュレーションすれば容易いに判ります。
 

 このコースは特に紅葉の時期がお奨めです。 紅葉を愛でながら、上田代、横田代といった湿原の草もみじを見ながら
 散策することができます。
  

 静かな森に小鳥の声を聞きながら、「熊」に注意しながら歩きます。一人なら歌を歌いながら、歩くと良いでしょう。
 熊も驚いて、近寄ってきません。 道の周りが次第に、ブナ林に変っていきます。

 天神田代は渋沢温泉小屋への分岐点です。 ベンチもあるので、一休み。 御池からここまで、3.3kmです。
 

 天神田代を過ぎて、シボ沢に架かる吊橋まで到着。昔は少しの雨でも渡ることが困難だった場所も、今では立派な吊橋の
 おかげで、安心して渡ることができます。
  

 シボ沢橋とそこから見える景色って、こんなです。
  

 田代を過ぎると次第に周りの風景が変わり、山道となります。 木道も1本だけの片側通行だったりします。

 この辺には途中には沢山の沢があります。それを迂回しながら歩くので、景色の変化を楽しむことが出来ます。
 とは言え、沢を越えるには、下って、登って、、、なので、距離の割には体力を使います。
  

 それぞれの葉っぱはそれぞれの紅葉をしています。 訪れるタイミングがちょっと違うだけで、同じ場所でもバリエーションの
 変化を楽しむことが出来るのです。
 

 地図を見ると判るように途中で、分岐点になります。
 尾瀬ヶ原へ先を急ぐなら、段吉新道を進めばほぼ平らな樹林帯を歩くことができます。

 時間と体力に余裕があるなら、途中にある三条の滝や平滑の滝などに立ち寄るのもお奨めです。
 結構な急坂やハシゴ、クサリ場もあるので、注意が必要ですけどね。
  

  

 三条の滝は6月の雪融けの時期には水量が増してとても迫力があります。展望台からの眺めは、とてもすばらしいですよ。
  

 先に進みましょう!
 温泉小屋で一休み、この当たりは赤田代という地名です。その名前の通り、沢を見ると鉄分を含んだ茶色い岩がゴロゴロ
 しています。トイレや水場、売店がありますので、疲れた体にご褒美を!
  

 ここまで来ると、もう尾瀬ヶ原ですから回りの景色を楽しみながら、木道を見晴まで歩きます。
  

 景色に見とれて、木道から落ちないようにしないといけませんが、木道ばかり見ていて、回りの景色を見ないのも、
 本末転倒ですよね。

■ まとめ

 燧裏林道は高低差があまりないので、トレッキングには良いコースです。でも、人が少ない分木道の手入れなどは
 あまり良くはありません。周りのブナ林など、紅葉の時期に鳥のさえずりを聞きながら、歩くと健康になること間違いない!

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