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尾瀬の風景 容易に楽しめる山ノ鼻キャンプ場 |
観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 |
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尾瀬国立公園 尾瀬ヶ原の入り口に「山ノ鼻キャンプ場」はあります。 ってことは帰るときには出口でもあるってことです。
山ノ鼻キャンプ場へ行くには、尾瀬ヶ原への入山口の一つである「鳩待峠(はとまちとうげ)」から、下だりはじめて約1時間で到着!
スタートが峠ですから、高度差200mを下るだけなので、初心者でも幕営の装備を持参すればテント泊を容易に楽しむことができます。
とは言え、現地では沢を避けて歩く場合もあるので、多少のアップ・ダウンはあります。 至仏山から見ると、こんな感じです。

キャンプ場だから、現地でテントをレンタルして、、、と、今時はつい思ってしまいますが、テント生活のためのレンタル品はありません。
だからテント生活に必要な品は全部、自分達が背負って行くのです。
では、本格的に説明のスタート! でも、山ノ鼻への下山途中には至仏山を見ることが出来るので、景色を楽しむのも忘れないでね!

キャンプ場の場所は尾瀬山ノ鼻ビジターセンターの前で、テント約50張りが可能です。
たったの50張りだと、直ぐにテント場がすべて塞がるのかな? いえいえ、そんな混雑は見たことがありません。

キャンプ場と言っても、木道の脇の開けた場所に好みの場所を見つけて、テントを張ります。
区画分けなどされていませんので、前に人が利用した小石などのない場所を選ぶのがベストです。
6月初旬は水芭蕉の季節ですが、まだ残雪があります。 ワインを冷やして飲むにはこりゃ便利です。

この写真から判るように山ノ鼻ビジターセンターの前には立派な木道があり、鳩待峠から下ってくる人は、
必ずここを通るのでそこを歩く人からは丸見えの場所です。 つまりテントというセカンドハウスを自慢できます。

利用の申し込みは至仏山荘で行いますが、予約を入れる必要はありません。 (尾瀬沼キャンプ場は、予約が必要です。)
利用料金は、一泊800円/人です。 水場(無料)とチップ制トイレ(有料)はすぐ近くにあります。

真夏の山ノ鼻キャンプ場 日差しが強いのでどこにテントを張るべきか悩みます。

トレッキング者から丸見え状態とは言え、人の少なくなる夕方以降は山小屋から離れているので、静かで快適なキャンプ生活を
楽しむことができます。 右の写真は、Myテントと水場です。 水場(自炊場)には屋根があるので、雨でも炊事ができます。


自炊場には水道があり、蛇口をひねると沢から引かれた冷たくて美味しい水が出てきます。 飲み放題!
また、広いテーブルもありますので、そこでの炊事が可能です。


チップ制トイレと無料休憩所(中には、テーブルが3つ、、、利用は早いもの勝ち)
トイレは水洗です。 入り口にチップを入れる箱があり、「1回100円程度」を入れてくださいと書かれています。
尾瀬のような場所で、水洗トイレを維持するにはそれなりの経費がかかるので、、、皆さん協力しましょう!

水芭蕉の季節にはキャンプ場も混み合います。 通路だと思っていた場所にも、いつの間にかテントが、、、、てんてんと!

山小屋には休憩所もあり、売店ではドリップコーヒーや生ビールも購入できます。

2005年6月における尾瀬の物価は? この値札を見れば判るなぁ。

これは、2007年7月バージョンです。 なぜか「カレーライス」の札が変わってる! 値段は変わってないのに、、、こりゃ謎だぁ。

幕営の魅力の一つに朝の爽やかな散歩があります。 山ノ鼻は朝霧が出やすいので、写真を撮るには良い場所です。

日が上り始めると次第に霧が晴れてきます。 戻ることができない時間が流れるので、いつシャッターを押すのか悩みます。

竜宮、見晴を目指して歩き始める人々 彼らを待っているのは、、、彼らだけが知っている!

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■ まとめ
山ノ鼻は鳩待峠からもっとも近いので、楽に行けるのですが場所は木道(トレッキング ルート)の脇ですので昼間はちょっと
落ち着きません。
でも、午後になると次第に人が減るので、夜は静かに幕営を楽しめます。 また、水場とトイレが近いので快適なキャンプ場だと
私は思います。
研究見本園に近いので、楽に短い時間で尾瀬の色んな花を楽しみたい人向きなキャンプ場です。


最後に、沢山の山小屋やハイカーが訪れるキャンプ場ですが、「ツキノワグマ」が目撃されると利用できなくなることもあります。
その場合には、山小屋泊にするか、見晴らしまでテントを背負って歩かないといけません。
ネットでそれくらいのことは調べてから行く方が良いんじゃないかな!
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