♪ 尾瀬の風景写真  観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 尾瀬の風景写真

 尾瀬では季節ごとにいろんな楽しみかたができます。 そんなステキな尾瀬をご紹介しますね。
 水芭蕉で始まり、ニッコウキスゲ、草もみじ、紅葉、6月から10月までの短い間ですが自然を満喫できる場所です。
 

 尾瀬沼の夕焼け 分かりやすい夕焼けの撮影方法

 尾瀬で綺麗な夕焼けを見るのはなかなか難しいことです。そんな貴重な一枚! 何故貴重かと言うと、綺麗な空気では太陽の光が散乱され
 ないので、夕日が赤くなり難いのです。 ですから、尾瀬より西方に塵が漂う天気予報が、、、、出る日がチャンス!なのです。
  

 もっと詳しい解説!
 尾瀬のような空気の綺麗な場所では綺麗な夕陽はなかなか見ることが出来ません。
 と言うのも、夕陽が綺麗に赤く染まるには、撮影者と太陽との間に塵などの太陽光を乱反射してくれる物が必要だからです。

 これを科学的に説明しますと、「太陽光に含まれる色RGBの成分のうち波長の長いR(赤)はゴミをすり抜けてカメラまで
 到達できるのですが、G(緑)やB(青)といった光は波長が短いので、ゴミに当たり乱反射をするため、カメラまで届きません。
 従って、同じ太陽を撮影しようと、思っても夕方になると、赤くしか!!撮影することが出来ません。」となります。

 ゴミや塵がないと、普通に輝いている太陽が山に隠れて、次第に暗くなってそれであっけなく夕焼けショーはおしまいです。

 ですから、尾瀬で綺麗な夕焼けを見たいと思ったら、尾瀬の西側に細かな適度な大きさの塵が舞い、とは言えその向こう
 には太陽が元気に輝いていて、尾瀬の上空には適当に雲がある、でも基本は晴天、、、そんな日の夕方に行けば良い
 ことになります。

 西の方に塵があって、赤い光線が尾瀬に届いても、尾瀬の上空が晴天で雲がなければ、夕焼けにはなりません。
 上の写真の右上には青空が見えます。雲だけでも面白くありません。
 雲と青空の微妙なバランス。刻々と変化する太陽の光。イヤー、夕焼けって本当に良いものですねぇ。

 この理屈さえ判れば、誰にでもステキな夕焼けが撮影できます。 ネ、すごく簡単でしょ! 

■ まとめ

 誰でも風景を撮影することが出来ます。 問題は、良い風景を撮影することです。 皆と同じ風景を撮影しても面白くありません。

 良い風景、、、が何なのか?は色々意見が分かれるのでしょうが、写真家が撮影した物を拝見すると、庶民が遭遇出来ない場面に
 その場所に居る必要があるように感じます。

 単なる季節の問題ではなく、時刻がとても問題なのです。 早朝、、、4時から5時までの時間帯、、、、
 4時に撮影するには、、、3時に起きて、、、の世界があるのです。

 単なる時刻の問題ではなく、撮影する訪問したその場の現実が問題、、、じゃなくて、結果の全てなのです。
 いくらガイドブックに書かれていることでも、その場に遭遇すれば色んな場面に対処しないといけないのです。

 いろんな情報を仕入れて、、、自分で理解しながらイメージトレーニングを積んでいくのです。 これが楽しいのですよね!
 朝靄、、、の流れる尾瀬ヶ原、、、前の晩から次の日の朝の情景を予報出来る力量が問われるそんな世界なのです。

 私が観天望気を大切に思っているのもこんなことに由来しています。

 装備さえ整えていれば、雨くらい何でもありません。 雨に歌えば、良いだけです。 霧や雨の降る景色も貴重な風景ですからね。
 これが雪になると、、、ちょっと考えてしまいますけれどね!
 

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