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■ ペットボトル飲料の価格分析

 今や、スーパーや自動販売機で極普通に売られている便利なペットボトル飲料。 その種類の多さ(次から次へと新製品が
 発売されます。)には驚かされます。 それだけ開発する人の努力も大変なのでしょうけどね。

 尾瀬でもお茶やウーロン茶などの何故こんな物までここで売るの?と思うけど、今や皆に受け入れられていて極普通に売られています。
 気になる価格は、350円。飲んだボトルは、お持ち帰りの特権付です。
 缶ビール350mlが450円、500mlが600円 究極の生ビールが800円。 都会の珈琲と比べると、、、それは意味ないですね。
  これは尾瀬ヶ原の見晴での価格です。

 尾瀬という場所なら美味しい水が豊富なのだから、水出しのティーパックを売った方が地球に優しいような気がしますが、
 食品安全衛生上のことを考えると、ペットボトルの方が安易な選択です。

 買う側で考えるなら、飲んだ後のペットボトルはただで「尾瀬の水」を持ち帰る容器として使えるので、カンティーン(水筒)を
 準備しなくても良い!メリットがあります。

 まあ、尾瀬のペットボトルの価格350円は輸送費が掛かるので論外としても、街で売られているペットボトルの値段って、けっこう
 高いですね。

 普通購入する自販機では、500mlのペットボトルは120円、スーパーで100円というところでしょうか。
 作るのが大変なのだから、それも仕方がないことだと思います。



 では、ここでちょっと原価分析をしてみましょう。 まあ、私はど素人ですから、ご参考というレベルの話題です。
 話を判りやすくするため、お茶のペットボトルで考えてみましょう。

 売値100円=ペットボトル容器代(20円)+お茶代(5円)+抽出代(5円)+広告代・利益(15円)+輸送費(15円)
          +コンビニの取り分(40円)

 こんなところでしょう。このうち、ペットボトル容器代とコンビニの取り分(40円=40%)は正しい数値です。
 だって、それ位の儲けがなくては、地価の高い都会でバイトを雇っての商売は出来ません。
 24時間営業で、夜間の明々とした蛍光灯の電気代をまかなうには、40%は仕方ないことだと思いませんか?

 お茶代の5円も、大量生産の時代ですから、どう考えても正しいですね。 高級な宇治、、、でも、手間の掛け方はピンきりです。
 他とのブレンドや茎を入れても、、宇治は宇治。 いえいえ、我が社は高級な100%宇治の新茶、初穂のみ!そんなメーカも
 あるのかも知れないですが、、、本当は中国で作られていないのかな? (もしそうなら、最近の中国はやばいです!)

 でも他は想像でしかありません。
 自販機で120円という価格は、自販機の原価償却費や冷たく冷やす為の電気代が入っているのでしょうねぇ。

 原価5円のお茶を飲む為に100円を払う、今の時代ではそんな世界があります。

 今や、ガソリンより高い水を飲む日本がそこにあります。 外国の水を美味そうに飲む日本なのです。

 「輸入品だから高い水」が当たり前な気がしますが、実際には外国の水は煮沸消毒せずに、ボトルに詰めることが
 出来るので、加工費は日本より安いのです。 それに、お茶代はかかりません。

 売ってるのも2リットル品ですから、それなりにお高いですが、買う人がいれば儲かります。それも船便で輸送すれば、
 輸送費が安いのでかなり儲かります。 でなけりゃ、輸入してまで売ろうなんて致しません。

 いろいろ、語ってしまいましたね。 ここで本題です。
 尾瀬における缶ビールの350mlが450円であるという状況は、街での売値を考えると妥当な価格ではないでしょうか。

 え、だからどうした?っていうこともないのですが、休日なので思いつくままに書いてみました。
 尾瀬で飲むビールが美味いなぁ。 う〜ん、もう一杯!って、言い訳(理由)を考えてみただけのことです。

■ まとめ

 如何でしょうか? 尾瀬で飲むビールがそれほど高いとは思わなくなったでしょう。 ましてや、ペットボトルの飲料だって
 けっこうお安いのです。都会で飲むには高すぎると思いますが、尾瀬で飲むならそれも有りだと思う私です。

 もちろん、飲んだ後は尾瀬の水を詰めて、、、自宅にお持ち帰りください! それが、ペットボトルの正しい利用法です。
 

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