♪ 尾瀬のキャンプ場 尾瀬沼キャンプ場 2007年再オープン 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
 Home »風景写真 »茨城の風景 »D100の世界 »蕎麦三昧 »温泉三昧 »考える葦 »パンドラの箱 » »HP内検索 

■ 尾瀬沼キャンプ場 (尾瀬沼の湖畔にある静かなキャンプ場)    尾瀬のキャンプ場

 2003〜6年間の長きにわたり国立公園内なのに休止していた尾瀬沼キャンプ場が、2007年5月から再オープンです。

 尾瀬沼キャンプ場は環境省の設置ですが、管理は尾瀬沼ヒュッテで行っています。

 え、そんなの聞いてないよ! 長蔵小屋で申し込むんだよ! そう思う人もいるでしょうが、尾瀬沼ヒュッテで申し込むのが
 2007年以降の山の掟(おきて)なのです。 ここはやっぱ! キャンパーとして山の掟には従(したが)わないとなぁ。

  2009年7月にはこんな掲示がありました。

 尾瀬沼キャンプ場は、尾瀬沼ヒュッテの後ろの林間にあります。

 では、ここから本題! 桧枝岐村公営の尾瀬沼ヒュッテの見える風景からご紹介しますね!
 

 尾瀬沼ヒュッテの前にはとても広いウッドデッキがあるのですが、、、ここが再開されたキャンプサイト、、、ではありません。
 燧ケ岳の展望が良いし、その手前には尾瀬沼が広がっているのです。 ここから湖畔までは、たったの100mです。
 

 キャンプサイトの利用料は1人800円で、予約が必要です。 申し込みは宿泊予約と同様「尾瀬沼ヒュッテ」で行います。

 予約制、、、それが原則。 でもいきなり行っても空いていれば大丈夫! 山は早い者勝ちですから。
 

 キャンプ場周辺の地図はこんなです。 ガラスに反射して、、、尾瀬沼ヒュッテの屋根が見えているのが判るかな?
 これで、私がこの日に「現在地」に居たアリバイは完璧だな!!
 

 【総合案内所】 年中無休AM8:30〜PM5:00(夏季6:00まで) 
           TEL 0241(75)2350   FAX 0241(75)2336
           e−mail:ozeannai@aioros.ocn.ne.jp

 【冬季事務所】 11月〜4月    TEL 0241(75)2351   FAX 0241(75)2101

 【尾瀬沼ヒュッテ】 (5月〜10月)衛星電話 現地直通 090−7064―4183

 受付をすると、使用デッキNoの札を渡されます。 これは、テントの見易い位置にペッタンしておき、帰るときには
 尾瀬沼ヒュッテさんの入り口の脇にある「デッキ番号札返納箱」に戻すのがここでのルール(山の掟)です。
  

 尾瀬沼キャンプ場 28張りのデッキサイトです。 デッキサイトって、何じゃそりゃ? 2007年の尾瀬沼キャンプ場

 尾瀬沼キャンプ場は、尾瀬沼ヒュッテの後ろの林間にあります。

 2007年の8月吉日 No.4のデッキでテントを張って、、、本日の食材を物色している私目線の風景です。
 やっぱ、海草系は腸の中を綺麗にしてくれるし、スパゲティは濃厚で美味いし、ラーメンは疲れた体にミネラルを補給してくれるし、、、
 一日に3万歩を歩くので、尾瀬ではカロリーを気にするより、体が欲する好きな物を食べるべきなのです。
 

 2006年訪問時との違いは、、、水場のシンクに何故か石が敷き詰められていたことかな? 
 この石は、スーパーな? 何かなのかな。
 

 尾瀬沼ヒュッテではこんなチラシが置かれてました。 (環境省は水場の無いキャンプ場を作っちゃいました!)


 キャンプ場ご利用の皆様へ

 ご利用に関して

 1人1泊 800円 (管理協力金)

 ・キャンプ場内に水場はありません。 第2公衆トイレ前の水場をご利用ください。
 ・キャンプ終了後、後片付けをしてからデッキ使用札を尾瀬沼ヒュッテに返却してください。
 ・キャンプ場の美化にご協力ください。

 利用上の注意
 ・テントデッキ以外の場所でのテント設営は行わないでください。
 ・デッキ・木道以外の場所へは立ち入らないでください。
 ・キャンプ場での焚き火は禁止しています。 携帯用コンロなどご利用ください。
 ・水場での食材や食器などの洗浄は禁止しています。
 ・食料品やゴミを置いたままキャンプサイトを離れないでください。
 ・キャンプ場を快適にご利用いただくために、お互いにマナーを守りましょう。

 キャンプ場設置者:環境省
 キャンプ場管理者:尾瀬沼ヒュッテ


 ここからは過去の話題!!!

 まだ謎の多い尾瀬沼キャンプ場なのですが、2006年の様子をご紹介しますね。

 2007年の再オープンを目指して、登山道を通行止めにしてまで工事を行っていました。 
 そんなぁ、わずか50mほどの工事のためにハイカーにとんでもない回り道を要求する環境省の標識って常識を逸脱してますねぇ。
 

 キャンプ場に行く木道沿いには立派な側溝が整備され、急な豪雨でもテントが水没することがなくなりました!ってことに
 なるのかなぁ。 私は水没するような場所にテントを張らないし、、、こんな人工的な側溝が必要な場所ではないのになぁ。
  

 で、これはデッキサイトから「尾瀬沼ヒュッテ」(トイレ、水場、ビールの売店)側を見たところです。

 イヤー、すごいねぇ。 キャンパーの靴を汚さないように完全に木道で構成されています。 昔の泥濘(ぬかるみ)の道と比べると、
 天国のような快適さです。 でもねぇ、昼間は良いのですが、夜間にここを歩くとなると、とても危険なものを感じます。

 こりゃ、側溝ではなくて「危険な落とし穴」じゃないのかなぁ。 子供が落ちて、怪我をする危険性があるなぁ。
 

 これがウッドデッキ風の幕営場(野営場)28張りのデッキです。 別にこんなの必要ないのになぁ。 何たってペグが打ちづらいなぁ。
 自然に対するローインパクトを意図しているのでしょうが、とてもこれでは有効とは思えないなぁ。
 

 ウッドデッキはMyテントの床面に比べて広さは十分ですが、寝心地は悪そうです。私の場合、多少の砂地や枯葉のある場所が
 好きなのですが、これではそんな我侭は許されません。

 2006年はこんなでしたが、この奥には何があるのでしょう? それは2007年のお楽しみ!
 

 肝心の水場は??? それが気になりますが、、、何故かトイレの入り口には不意似合いなシンクが一つあるのでした。(2006年)
 テント場からほんのわずか100mの距離なのですが、、、真っ暗な夜には100mは遠いのですよ!
 

 尾瀬沼のトイレは水洗式であり、洗面所もこんなに綺麗です。 で、その入り口に何故か小さなシンクを作る「環境省」って、、、
 何考えてんだか? それと、この小さなシンクはとてもスーパーなシンクで、油を流されても、、、完全に処理してくれる
 頼もしい奴なのかなぁ。 そう、思うのは私だけ?
 

 私の本音
 キャンプ場に本当に必要な水場を作らず、トイレ近くのシンクを利用させる!!! で、不要な側溝やデッキを作る???
 全く、環境省は尾瀬沼が汚水で汚れることに本気で対策する気がないようです。

 そればかりか、夜間には怪我をしても当然な施設を作っていながら、環境保全をしたような気分になっているようです。
 皆さん、注意しましょう! 尾瀬沼キャンプ場って、こんなとこですから。

 でもね! そんな些細なことに気をつけるだけで尾瀬の自然を楽しむことが出来ます。
 早朝の、鳥のさえずりで眼を覚ます。 マイナスイオンたっぷりな空気と美味しい冷たい水、、、それが無料なのです。
 だから、尾瀬に行くのが止められない私なのです。

 昔の話題はここから!!
 2003年度だけではなく、2004年度、2005年度も休止だそうです。環境省にはちゃんと予算をとって早く再開させて欲しいものです。
 尾瀬は国立公園なので、民間の業者やボランティアでは容易に施設は作れません。 でも行政なら、そんな対応が一番得意分野な
 はずなのですけどねぇ。 計画性をもって、きちんとやるべきお仕事をして欲しいものです。


 何億もの予算を使って箱物を作っているのに、国立公園内の野営場の水場の汚水処理すら5年間も出来ないなんて!
 こりゃもう、末期的な状況ですねぇ。 ご理解を、、、って、虚し過ぎませんか? 何か税金を払うのが、嫌になるなぁ。
  

 尾瀬沼 キャンプ場 (尾瀬沼でただ一つのキャンプ場)

 沼山峠から歩くこと約1時間、尾瀬沼の湖畔にあるキャンプ場です。 近くには長蔵小屋の売店があるので、冷えた
 ビールが容易に買えるすばらしいキャンプ場です。

 尾瀬沼キャンプ場の受付は、長蔵小屋で行っています。 ⇔(尾瀬沼ヒュッテになりました!)
 利用の申込書に住所や氏名、行動計画など書いて、一泊400円/人を払います。 ⇔(一泊800円/人になりました!)

 キャンプ場は登山客であふれかえる尾瀬沼ビジターセンターと長蔵小屋前の広場から、50mほど山林の方へ入った
 場所にあります。 桧枝岐村が営業している尾瀬沼ヒュッテの奥です。

 これはキャンプ場から入り口を見たところです。中央に見える屋根は水場のものです。 おかげで雨が降っても、問題なく
 炊事をすることが出来ます。

 (この水場が老朽とのことで、キャンプ場が休止となりました。つまり、排水処理設備がないので、使わせないようにする
  という安易な発想です。環境省としては、ちゃんと予算を取って尾瀬を楽しむ人に迷惑を掛けないようにするのが、
  行政としてのあるべき正しい姿だと思います。)

 

 今流行りのオートキャンプ場のように、区画が整備されているわけではなく、自分で好きな空き地を見つけて、テントを
 張るのです。 雨の流れた跡や日当たりの具合など、「風水」を駆使して、場所を見付けるます。
 とは言え、ここは強風が吹くことはあまりないので、朝のお日様がどこから出るか?くらいを考慮すればOK!

 水場は2ヶ所あります。近い方が便利な反面、人通りがあるので、静かな場所を好むなら少し離れた場所にしましょう。
 水は遠くの沢から引かれており、夏でも冷たくて本当に美味しい水です。 こんな美味い水が無料とは!もう、感激です!
  

 先ほども書きましたが、ここで注意したいのは、朝の日当たり具合です。テントのフライシートは夜露と、人間様が出す
 水蒸気で、濡れています。 それを乾かす為には、お日様のお力を借りるのが一番です。
 

 そんなにお日様を待つほど、のんびり起き出す余裕のない事も多いのですけどね。
 そんな時はタオルで適当に拭いておき、自宅に戻ってから本格的に乾燥させるようにしています。

 私の場合濡れたテントは重いうえに小さくたたむことが出来ないので、なるべく干すようにしています。
 って、いうかぁ、、、その位の時間の余裕をもって行動出来るようにしているってことです。

 夜中には運が良ければ降るような星を見ることが出来ます。 雨上がりの後がチャンス! こんな場所で、鳥のさえずりで
 目が覚める。ちょっとした贅沢だと思います。

■ まとめ 

 尾瀬沼キャンプ場は林間にある静かなキャンプ場です。朝早くから鳥のさえずりが聞こえますが、それで目覚めるのも良いものです。

 2004年に立ち寄りました。 昔は屋根があった水場も今や屋根が撤去され、もはや水の出ない炊事場だけが
 遺跡として、その昔の名残を留めていました。

 立派な水洗トイレがあり、多くの登山客の汚物を処理することが可能な場所なのに、少しのキャンプに訪れた人の排水が
 処理できないから、利用を中止する環境省。 早く再開してくださいよ! 環境省さん。
 この程度の事が今時の役人にはそんなに難しいことなのかな?  そう思うのは、「私だけ?」 なんてね!
 

 そこも、2007年にはこんな状況になってました。 ここで、キャンプをすると、、、水神様のご利益が、、、あるかのなぁ。
 

尾瀬で幕営しま専科
Copyright © 2002-2007 観天望気 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system