■ メーカー品を買うと安心?
知人のパソコンが壊れました。SONYというメーカーの物です。あえて、匿名にする必要もないでしょう。他のメーカーだって、
同じような状況ですからね。買ってから、1年半。普通なら、壊れない時期なのですけど、壊れるものは壊れる。
物には何でも寿命があります。特に電化製品にはね。一般に初期不良と言われるものは、一ヶ月程の間に発生します。
通常、保証期間は一年ですから、普通の場合なら新品と無償で交換してくれます。
昔は、メーカーはこの初期不良を社外に出さない為に、エージングといって、社内で慣らし運転をしてから、出荷したものでした。
でも、最近は台数も多くなり、メーカの効率向上の都合であまりやらなくなったのではと、思います。
私も過去に、HDを買って一週間で動きが悪くなり、あるメーカーに送ったら、新品が戻ってきました。メーカーも、そうした
対応をする方がイメージダウンにならず、ユーザにエージングをしてもらった方が楽ですからね。
普通の場合、パソコンの寿命は5年としているメーカーが多いようです。
で、知人の場合に話しを戻すと、新品のパソコンを買ってから一年半というもっとも運が悪いとしか言いようのない時期に
壊れたのです。 つまり、保証が効かないので、有償修理の対象になるのです。
知人がメーカーに修理の見積もり依頼をすると、無料で故障個所の診断をしてくれました。その点は親切、さすが大手
メーカーだなと感心します。 で、気になる診断の結果は、「電源とDVDの故障」であり、修理費は7万円です。
今時、10万以下で高級パソコンが買える時代に、7万円の修理費は???です。知人は既にCRTを持っているので、
新品のパソコン本体だけ買えば良い状況です。
修理をするか、新しいパソコン本体を買うべきか、非常に悩ましい状況です。まあ、金銭に余裕があり、愛着があるマシン
なら、7万円で修理を依頼するのも良いでしょう。
でも、買い換えれば、マシン性能は間違い無く上がります。ただし、ガラクタとしてのパソコンが残りますけどね。
ハードディスクを外せば、有効に使う事が出来ます。残ったパーツはほとんど使い物になりません。
ビデオカード、LANカード、音源ボード、、、、最近の機種はオンボードなので不必要です。
でも、普通なら7万円なんかより、もっと安く修理したいですよね。
私のパソコンは部品を寄せ集めて作っています。つまり、ノーブランド品です。ですけど、逆に言うならば壊れたら部品を
交換することが容易にできます。故障だけの場合ではなく、高性能な安価な装置が発売されれば、交換してマシンを
レベルアップさせることも容易です。軍資金さえあればの話しですけどね。
電源単体は、パーツを売っている店なら、1万円くらいで買えます。 (普通の物はもっと安いのですが、売ってるのは
パワーのでかい奴なので高いのです。 だって、そんなの買うのは改造マニアくらいですからね。)
で、当然ながら大きさも大きいのです。
パソコンケースを買い換えれば、電源が入っているものが、1万3000円ほどで買えます。 最近は外観も洗練された
格好良く、部品の取りつけも楽な製品が多くなりました。 プラモデルを組み立てる感覚で、自分だけのオリジナルパソコンが
出来あがります。 マニア向きの本体がアルミ製なんて奴や豪華水冷式なんてものは、2万から4万円もします。
あと、DVDですが、DVD−ROMであれば、バルクという箱無しの物が7000円です。
(2年ほど前に、私が買ったときの値段です。今はもっと安いでしょうね。)
外付けのDVD−ROMだと、1万円を越えます。(これも最近はもっと安い?)
つまり、私の場合、電源とDVDの交換なら、2万円もあれば出来るのです。
そうなると、メーカーブランド品は安心保証の反面、大きなリスクを感じずにはいられません。
最近は電気屋が独自に有償で5年保証サービスをやっている場合もあります。 普通は壊れない、でも壊れたら!7万円!
はちょっと痛過ぎる出費です。それなら、電気屋の保証を利用するのも良いかもしれません。
洗濯機や冷蔵庫と違いパソコンは、壊れやすい代物ですからね。
特に、SONYのように、映像関連に独自性を持たせて、ビジュアル処理を売り物にしている場合、DVDが壊れたから、
別のメーカーの物を外付けで付ける!という事が出来ない可能性があります。
と言うのは、最近のパソコンは、ソフトの不正コピーを防止するため自社の機種を識別する機能を持たせたりしている物が
あるのです。つまり、ハードの増設は容易に出来るが、交換は難しいということです。 こんなリスクは嫌だな。
寄せ集めの自作機は危険!だけれど、実はとっても安心なマシンなのかもしれません。
もう4代目(4台目?)となる私の自作機を見ながら、そう思う今日この頃です。
■ まとめ
続きは、こちらメーカー品を買うと安心? その結末
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