♪ 考える葦 石臼奮闘記 その10 (そばを挽く) 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 石臼奮闘記 その10 (そばを挽く)

 そばの実(丸抜き)から、製粉を業者に頼むと、10kgで約1800円です。今時ですから、ロール挽きと言う最新のマシンで
 挽いていることでしょう。近代装置で挽けば、比較的短時間でそば粉になるでしょうね。
 また、ロール挽きの場合には、一番粉から四番粉まで仕分けることもできます。それも、魅力だと思いますが、そばが焼ける
 のが難点です。(私にはその違いが???です。石臼を買ったので、ロール挽きの粉をわざわざ買おうとは思いませんから
 ねぇ。でも、そう言われているので、そうなのでしょう。多分。)

 一方、私の石臼では、丸抜きを100g挽くのに、10分ほどかかります。10kgとなると、1000分(何と、16時間!)も
 かかります。

 そば屋さんの店先で、電動の自動石臼機を回しているディスプレイがあります。確かに臼は大きいですけれど、私のより
 10倍も早くは挽けていません。臼の側面から出てくるそば粉は我が家と同程度です。直径が大きい分だけが効いて
 いるって感じです。

 回転数を上げると、粉が熱をもつので、いくら電動でも限界があります。
 ネットで調べてみても、石臼の製粉では1kgを1時間から1時間30分かけて挽くそうです。
 私の石臼と、挽く速度は同じだと言う事が判りました。そばの品質を考えると、やはりゆっくりになるようです。

 自分で挽く場合には、そばの補充を自分の手の感触で加減することができます。そばの実を入れ過ぎると、臼が持ち上がり、
 ひどいとがりがりとした音がします。当然、こんな状態では出来るそば粉は目の粗いものになってしまいます。

 自動機で石臼を動かすとき、そばの実の補充も機械で行います。一定の時間で、所定の量のそばの実が臼のものいれに
 落ちるようになっています。機械ですから、入れ過ぎても加減出来ません。そこで、自然と石臼の粉砕能力より、
 少し少なめの量を設定することになります。 その方が安心して、良いそば粉が取れますからね。

 話しを石臼に戻すと、My臼を使って一人の作業で、そば粉を作るのはせいぜい400g程度だと思います。
 (まだ、そんなにそば粉の必要性がないので、実戦したことがありません)

 一番の問題は体力です。いくら、テレビや音楽を聞きながらでも、20分が限度です。
 先日、友人の分と私の分で200gを挽きました。かなり、辛かったですよ。 水車を使った昔の人は偉い!な。

 この貴重なそば粉400gにつなぎの小麦粉を100gいれて、二八で打つと、粉500g+水220gで、700gのそばに
 なります。4〜5人前って、とこですね。

 家族で、そばを楽しむには、私の石臼は丁度良い代物のようです。

 石臼を使うことの目的は、挽きたてにあります。少量のそば粉を挽いて直ぐに打って、茹でて食べる。
 挽きたて、打ちたて、茹でたての、三たてがそばの理想のようですからね。
 いずれそれを目指す為のステップ1に到達しましたね。

■ まとめ

  そこまで、こだわってどうすんの?という意見もあるでしょう。でも、観天望気はこだわってみたい年頃なんです。
 

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