♪ 考える葦 石臼奮闘記 その11 (いよいよ、最終段階へ) 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 石臼奮闘記 その11 (いよいよ、最終段階へ)

 かなり良くなった私の石臼ですが、そろそろ最終段階になってしまいました。 そうです。臼として、挽くという本来の
 機能を持たせないといけないのです。

 その為には、臼の表面を荒さないといけません。いわゆる目立てという奴です。鋸(のこ)の目立てをして、木が切れる
 ようにするのと同じで、臼も目立てをすることで良い粉が挽けるようになるのです。

 その為には、外周に沿った表面をヤスリのようにざらざらとした肌にする必要があるのです。
 この為の道具が、「タタキ」という名前のかなづちなのですが、なかなか手に入りません。

 で、大きなDIYでそれらしい物を探しました。で、やっと探しだしたのがこれです。

  

 先端部の色が違うところが、良いでしょ! レンガを割るためのハンマーで、硬度の高いチップが先端に付いています。
 他にも、ブロックや瓦も割ることが出来ます。車に常備しておけば、緊急事態に窓ガラスだって割ることが出来ます。
 これで、臼の表面をコツコツ叩く事により、表面に細かなスジ状の傷を付けるのです。

 実際にやってみると、意外に簡単に傷を付けることが出来ちゃいました。最初は、恐る恐るですが、力加減が判ると、
 本当にコンコンコンってリズミカルに作業をすることが出来るようになりました。

 とは言っても、ねらった所に当たらずに、失敗!もそこそこあります。
 でも、私の石臼ですから、まあ良いでしょう。 使い込んでいくと、そんな失敗の傷だって、石が減ることにより、消えて
 なくなりますからね。つまり、失敗はいずれ消えてくれるのです。

 先日、石臼作りはライフワークだと言っていたのに、短期間でここまで来てしまって、、、これも、近代社会のおかげと
 いうことかもしれません。

■ まとめ

 本当のライフワークである美味いそばを食べると言うことからすると、やっとこれからヨーイ・ドン!です。
 

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