■ 食い道楽に悩みは尽きない
外食をあまりしない私にとって、昔からの悩みがあります。 それは、まだ行ったことの無い新しい店に行くべきか、それとも
過去に行ったことのある自分で美味いと思う店に行くべきか、という問題です。
時間とお金があれば「両方行け!」との天の声が囁くのでしょうが、その声はまだ聞いていません。
最近はネットワークの時代。新しい店や昔からの美味しい物を食べさせてくれる店の情報を容易に得ることができます。
もちろん食べて美味しかったお店の話題を自分の方から、世間様へ配信することも容易です。
情報量は増えるけれど、時間とお金は増えない、、、となると、コストパフォーマンスの優れた店に行くべきだという結論になります。
(まずい店に行くのは嫌だ!ってことです!)
世の中にはもっと悩むべき真理が沢山あるでしょう。こんな些細なことで悩んでないで、もっと大局を見なさい!との、
アドバイスを言いたくなるような些細な悩みです。
で、私が出した結論は行ったことのある店に行く方を優先させるということです。
機会があれば、新しい店に行く、でも普段の生活の中では、自分で美味しいと思う店に行く。
少しずれはありますが、中庸(ちゅうよう)ってことで、この問題は解決しそうです。
でも、この問題はバランスの上で微妙に変化します。
時間が増えれば、自分で美味しいものを作る(何しろ私は自分の石臼を持っているくらいですから)ことへ向かいます。
お金が増えれば、外食の割合が増えて新しい店へ行く機会が増えます。
こんなつまらない、どうでも良いことになんで興味が沸くのだろうと、思っていたのですが、最近のタモリさんのテレビ
番組で、それこそ人間だけが楽しめる「意味無いじゃん」効果であると、学びました。
ですから、私から配信する情報はスローペースでしか増えません。 でも、そんなにあせってどこに行く!
食い道楽の奥義は、蕎麦のように細く、長くがよろしいようで、、、
■ まとめ
味覚を鍛えて、自分の満足する味を探すことはなかなか難しい修行の道です。 でも、私ももう歳なので、楽しむ方に回ろうかと
思っています。
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