■ 蕎麦の薬味
水蕎麦というものがあるくらいだから、薬味は要らない!という人もいるでしょう。
でも、蕎麦を楽しむということを考えると、色々な変化を楽しむことの出来る薬味は脇役ですが、ちょっと考えてみるのも面白いかも!
昔からの知恵(食欲増進、整腸作用)とも言える薬味ですが、ちょっと考えると、大根(辛み大根)、海苔、ねぎ(葱)、
わさび(山葵)、ショウガ(生姜)、唐辛子、七味(唐辛子、みかんの皮(陳皮−ちんび)、山椒の実、しその実、ごま、けしの実、
青のり)など、いろいろあります。
この中でねぎは定番でしょうね。関東と関西で種類には違いがありますが、蕎麦には合います。 長ネギの白い部分を
薄く輪切りにし、水にさらしてはありません。 それ以外にも邪道なのでしょうが、あさつきが私は好きです。
生葱 白いところだけを使い、輪切りにはせず、シラガに切るのが正統派のようですが、まあ好みの問題です。
その次となると、???です。
普通なら「わさび」なのですが、刺激が強すぎて蕎麦の風味を損ねるという人がいます。
(江戸にお住みの松尾芭蕉さんからのご意見です!)
もり汁にわさびを溶いて使うのではなく、時々口直しでそばに付けて食べるようにすれば、良い薬味だという意見もあります。
「山葵の下ろしたては辛くない」とか、「山葵の辛さは熱によって飛んでしまう」とか、使い方のノウハウがあります。
海苔も香りがあるので、そばの風味を台無しにします。特に高級品は、かな?
ですから、「もり」と「ざる」を使い分けている店が多いくらいですからね。
(本来は海苔の有無でもりとざるが違っていたのではありませんが、今更そんなこと言っても、、、)
では、辛み大根か! というと、これもせっかくの「もり汁」を薄めるので、そばを最後まで楽しむ!
ということには向いていないと、嘆く人がいます。
その反面、福島の山都のように大根の下ろし汁で食べる!という発想になればこれもあり!です。
高遠そば、、、美味しかった!
究極は、唐辛子+陳皮(ちんぴ、柚子などの皮)が良いかも!
これは温かいそばにも使える万能品です。なら、冷たいもりそばにも合ってるはずです。
鴨汁ならやっぱ、「やげん堀」(七味)でしょ!
■ まとめ
普通の蕎麦屋さんでは、わさびとねぎが普通です。 でも、もう少しすると、七味とねぎで食べる!そんな時代が来るかもね。
|