■ 韃靼(だったん、ダッタン)そば
最近ルチンが日本のそばの約100倍含まれているので、健康に良いとのことで評判です。
ルチンは、フラボノイドの一種で、毛細血管を柔らかくかつ強化、修復する作用が認められています。
毛細血管を強化することで血流が良くなり、高血圧の改善、糖尿病の抑制、血糖値の正常化に効果があるとされています!
他にも韃靼そばには、ケルセチンという成分も含まれています。韃靼そばの苦味成分。ですから”にがそば”とも
言われています。 血液サラサラ作用、免疫力強化作用があります。まさに良薬、口に苦し!
最近はスーパーなどでも、「ダッタンそば茶」として売られています。
また、それを3割ほど日本のそば粉とブレンドして出しているお蕎麦屋さんもあります。
「韃靼そば」はロシア、バイカル湖付近の韃靼人(モンゴル系遊牧民族)が海抜1,500m
− 2,000mの高地で、
貴重な栄養源として古くから栽培、常食していたものです。 ですから「そばの実」を見る機会はあまりありません。
でも、今回は特別!ちょっとお見せしますね。 形からすると、小麦に近いですねぇ。
日本の蕎麦は自家受粉出来ませんが、「韃靼蕎麦」は自家受粉が可能なのです。 ですから、生産性が高く、、、
とは云え、実が小さいのが難点です。 世の中、なかなかうまくいかないものですねぇ。
韃靼そば 日本そば(丸抜き)
そば殻付です (金砂郷赤土産、普通のそばより小さめ)
見て判るように、形は細長く、サイズが不均一で、日本のそばより小さいです。 日本そばのように、そばの実を丸抜き
にするのはかなり難しそうです。
で、そば殻付きの状態でMy石臼で挽いてみました。 入れる量が多かったのか、当初は挽けずにそのまま出てくる
「そばの実」がありました。 臼が持ち上がり、隙間が広くなるので、そのまま出てくるものがあるのです。
この教訓を生かして、入れる量を少なめにして、ちゃんと挽くと重量で50%のそば粉が取れました。
(40目の篩で!30g) 実の大きさが小さい分、日本蕎麦よりそば粉の取れる割合は低いです。
日本そばとの比較
韃靼そば 日本そば
この違い、分るかな?
粉を舐めると、”にがそば”というだけあってかすかな苦味があります。 珈琲だって苦いのですが、私はそれを嫌とは
思いません。韃靼そばも大人の味かな。
なお、そば粉は生で食べても人間は消化することができます。小麦粉は駄目ですけどね。
ですから、本当のそば通は「生そば」を食べます! (ん、な分けないな!)
なお、ルチンは水溶性です。ですから、蕎麦湯を飲むのは茹(ゆ)でる時にお湯に溶けたルチンを飲めるので、
昔からの生活の知恵なのです。
蕎麦掻なら、ルチンを100%無駄にしないで食べることができます。食べて健康! 私の蕎麦掻道はまだまだ続きます。
■ まとめ
最近、人気のある韃靼そばです。 歳をとると、高血圧が、、、薬が、、、なんて言う話題を聞きますが、問題は血管の年齢です。
いつまでも、柔らかい血管でいれれたら、血圧なんて問題なしです。 ルチンの効果を信じましょう!
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