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■ 僕が味覚を鍛える理由

 初めて食べた時には、「おっ、こりゃ美味い!」と思った店に、その後何度となく行くようになると、最初に食べた時に感じていたのと
 同じ感動を感じることがなくなり、次第に感動の程度は薄れていきます。そしてついには、普通じゃん!と思うようになります。

 お店の味が変わっているのか、私の味覚が変化しているのか、原因は判りません。 でも、プロなのですからお店の方が
 それほど変わるとは思えません。 やはり、私の味覚が鈍っているか、変化しているのでしょう。

 このことから自己分析をすると、私は「新しい味には敏感に興味を示すがいつまでもそれで満足することなく、更に別の味を
 貪欲に追求する飽きっぽい性格」のようです。

 もし、そうでなければ蕎麦屋さん巡りなんぞやりません。 近所の美味いと思う店に日参すれば良いだけです。
 そういうことができる人を本当の食通と言うのかも?

 本当に味覚って、難しいものだと思います。

 ネットの世界では投稿板に匿名で言いたい放題な意見が、飛び交っています。
 自由に発言出来るのですから、何もそこまで!きつい言い方だな!と思うこともありますが、当然の事ながら本音が
 そこにはあるのでしょう。

 ある人は大衆が美味しいと言うような店をはっきり「まずい」と言いきります。こんな投稿を読むと、すごい自信家さんだなぁ!
 と感心やらあきれやらを感じます。 そんな人は、どんな店が美味いと思っているのか興味があります。
 でも、例えそれが判ったからといって、その店に行くことはないでしょうけどね。

 先日、あるお蕎麦屋さんのことを書いた掲示板に味が薄いと非情にマイナスな表現で投稿している人がいました。

 当時、私はまだ「おっ、こりゃ美味い!」と思っていた時期だったので、この投稿に反発していました。
 蕎麦は香りを楽しむ物だから、味が薄いとの味覚を持った人は彼の方が味覚オンチなのではないか!と思ったのです。

 でも、もしかしたら味覚オンチは私の方であって、彼は絶対音階に匹敵する味覚の持ち主だったのかもしれません。

 そうなると、彼が美味しいと思う店の情報を無性に知りたくなります。 はたして、本当の味覚オンチはドッチ?

 最初に書いたように、私は変調音階に匹敵する味覚の持ち主なのです。味覚を鍛える私の修行はまだまだ続きそうです。

■ まとめ

 塩梅は好みがあるので、万人が美味しいというものは無いのかもしれません。 自分で作って食べる「蕎麦掻」に満足する。
 この程度の満足を感じる自分が一番なんだとつくづく思います。
 

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