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■ 蕎麦打ちスキル談義 (下手の長談義)

 蕎麦打ちをやらない私なのですが、蕎麦打ちの技(スキル)について、考えてみました。

 蕎麦打ちの場合、最初の水廻しが重要で、如何(いか)に均一にするかということが手打ちの技(スキル)です。
 気候や粉の状態により、理想とする水分量は微妙に変わります。

 え、そんなことどうでも良いじゃない!と、言う人も居るでしょう。

 でも、母親が子供に同じ素材で少しでも美味しい物を食べさせたいと思うと、こだわるのではないでしょうか?
 レンジでチン! では、愛は伝わりません。工夫するところに、愛を感じます。

 水分量XX%では言い表せない世界がそこにあります。指先の感覚をとぎすませて、ベストな状態にするのです。
 そんなことで愛が詰まり、少しの微妙な水を加えられた蕎麦の塊りが完成します。

  

 あとは、伸ばす、切るだけです。そこの工程に、愛はなかなか入り込めません。

 もちろん、均一な厚さに伸ばすのは難しい技術です。縁がひび割れしないように、かつ薄すぎる場所が
 ないように、麺棒の扱いや打ち粉の量加減も完成度の高い微妙な職人技だと思います。
  

 もちろん、もちろん、切るのも、チョー難しい技術です。重ねたところで折れないように、あまり力をいれないで、
 同じリズムで、包丁と駒木を動かし続ける。最後まで、均一なそばを切る技は、そりゃもう見事です。
  

 プロが作ると、こんなに綺麗なお蕎麦があっという間に完成!で〜す。
 

 さすがプロは巧いと思います。 でもやはり、延ばす、切るといった作業に愛は感じにくいと思います。

 太い?細い?短い?長い?多少不揃いであるそんなそばでも、母親が作ったものならそれが最高!
 じゃないでしょうか。 (父親が作った、、、でもこの際良いです、、、けど)

 とまぁ、こんな風に考えると、そばをまとめた後の工程はパスタマシンでも良いのでは?と思ってしまいます。

 厚さを揃えて、均一に切る、、、それだけじゃ!駄目だよ。 角をきちんと付けないと、のど越しが、、、、

 なるほど、いろいろ条件は厳しいとは思います。
 そばを食べる相手は口うるさい人間さまですから、それなりの満足を得るには、条件として要求される仕様には
 きっと厳しいものがあることでしょう。

 でも、現在日本の技術を駆使すればそんな蕎麦切りマシンくらいなら容易に出来そうなものです。
 NHKのプロジェクトXで紹介される日も近いかな?

 そうなれば、My石臼、My蕎麦切りマシンを持つのが、ステータスってことですかね。

 私のように手先が不器用な素人が下手に不揃いのそばを作るくらいなら、マシンで作る方がましなのでは
 ないかと思ってしまいます。

 ただし、例え下手でも作る楽しみはあるとは思います。作ったものを振舞うのも楽しいですからね。
 プロなら全てにベストが要求されるでしょうが、素人の場合には多少下手でも誰にも文句は言わせません。
 (当然の事ながら、食べさせられる被害者だけは別です!自由に文句を言って良いです!)

 言われた方はその言葉(文句?)をバネに「もっと美味しいそばを作ろう!」と思うことでしょう。
 ですから、文句を言うときには、また食べさせられることを覚悟してから言いましょう!

 世の中なかなか難しいものですねぇ。

■ まとめ

 私はそば打ちをやらないので、好き勝手なことを言ってます。 まあ、大目にみてやってくださいね。

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