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■ 石臼奮闘記 その4 (篩(ふるい)の代用品)

 前回は茶漉しで出来たそば粉を篩(ふる)いました。量が少ないので、それでも何とか粉にはなりました。
 でも出来たそば粉は目が粗いため、ちょっと粉の大きさが不揃いでした。
 さすがに50メッシュの篩にはかないません。

 ここで、このメッシュとはの説明
 メッシュとは篩の目の粗さを表わす単位です。1インチ当りの金網の本数を言います。
 ですから、50メッシュとは、25.4mmの長さの中に50本のワイヤが通っているという意味です。
 ですから、同じ50本でも、ワイヤの太さが違うと通過する粉の大きさは、異なることになります。
 ですから、実際の穴の大きさは、実物を見ないと判りません。
 眼力を養うか、買ってみるか、悩む問題ですね。

 DIYで売っている篩を調べました。3800円ですが、見るからに安物なのです。
 縁の止めはホッチキスの親分でバチッと止められています。木の部分の仕上げも雑です。
 とても、これに3800円は払えないな!と言うのが私の感想です。
 (なお、プロ用の篩いは、合羽(かっぱ)橋で、8000円から1万円ほどします。
 曲げわっぱ作りでなかなか民芸品としての良い味があります。つなぎの部分も桜の皮を使い、職人さんが丹精込めて
 作ったと判る代物です。)

 そうは言っても、50メッシュは欲しい。
 前回、紹介したように、臼でそばの実を一回挽くと、茶漉しに残る大きな粒子は30%です。
 目の粗い茶漉しでその程度なので、50メッシュの物では50%は残るでしょう!
 ましてや、面積の小さな物ではすぐに目が詰まってしまい、満足に篩うことが出来ないでしょう。
 そんな状態でやっていたら、部屋中がそば粉だらけになります。

 やはりここは一つ面積の大きな篩を買うしかないようです。

 で、たどりついた結論は、篩ではなくて、裏ごしを買うことです。
 料理で材料を潰して、濾す時に使うアレです。さかさまにすれば立派な篩になります。
 中の金網も、ステンレス製で1枚1100円です。サイズの違うものを買っても、1100円の追加投資で済みます。
 これで眼力を鍛えなくても済みます。

 DIYで売ってた奴は直径24cm、と手ごろなサイズです。
 この程度なら丁度ボールの中に入れられるので、粉が飛ぶこともありません。
 次第に、道具が揃ってきましたね。こうやって、いろいろ考えながら、道具を揃えるのも楽しい一時である。
 

 追記 (裏ごしを買ってまだ一週間なのに、、、とほほ)

 別のDIYの店に行くと、農機具売り場に篩が売られていました。 しかも、価格は1550円と手ごろです。
 木製なので、軽く使い易い! こりゃ、買うしかないな!と思い、清水の舞台から飛び降りるつもりで買いました。
 サイズは21cmですが、趣味で使うには十分な代物です。 見てみて、ねぇ、良いでしょ!
 
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