♪ 考える葦 釣りの腕自慢 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
 Home »風景写真 »茨城の風景 »D100の世界 »蕎麦三昧 »温泉三昧 »考える葦 »パンドラの箱 » »HP内検索エンジン 

■ 釣りの腕自慢

 知人が「釣り堀」に岩魚(いわな)を釣りに行ったそうです。

 普通、釣り堀と言えば、フナやニジマスといった魚が一般的ですが、茨城の山間部は夏でも比較的水温が低い沢があり、
 そういった場所では、冷たい清流を好む岩魚の釣り堀があります。

 特に秘密にすべき場所でもないので、ここでご紹介します。 それは「北沢ニジマスセンター」です。

 常陸太田の市街地から国道349号線で10kmほど北上、途中右折(標識あり)して2kmほど更に山の奥に行くとあります。
 すぐ奥が市営の北沢キャンプ場です。
  

 北沢ニジマスセンターは釣り掘ですから、釣るには当然のことながら、お金がかかります。
 しかしながら竿や餌は無料で、入場料もタダ!なのです。

 釣り上げた魚を釣った人が全て買いとるというシステムです。 つまり、釣り上げた魚を釣り堀に戻してはいけないという掟に従い、
 楽しくニジマスや岩魚釣りができる場所なのです。

 価格はニジマスが1kg当たり1780円、岩魚(イワナ)・山女魚[山女](ヤマメ)は1kg2890円です。 (2004/05/08時点)
 

 釣った魚の数ではなく、重さで値段が決まります。 ですから、太った魚を釣ると高額な支払いを要求されます。
 ですからなるべくやせた魚を狙って、、、ちょっと無理がありますね。

 ニジマスは小さな子供でも簡単に釣れますが、岩魚は警戒心が強いので、なかなか釣れません。

 ですので、釣りで考えるとマニアっく的には岩魚釣りの方が面白いということになります。
 肝心な味も淡白なニジマスより、岩魚の方が美味しいと思います。

 で、話をその釣り堀に行ったという知人へ戻しますと、

 知人 「君には一生かけても釣れないような30cmオーバーの岩魚を二匹も釣りましたよ!」
     と、いきなり自慢げに話しかけてきました。 ちょっと挑戦的です。

 私  「え、そりゃすごいですね。」

 知人 「店の人もびっくりしていたんだよ! 大きな岩魚は底にいて、警戒心が強いのでなかなか釣れないのに、
      私が二匹も釣ったからね!」

 私  「でも、そんなに大きいとお金がかかって大変でしょう。」

 知人 「そうなんだよ。 4400円もかかったんだ。」

 私  「で、デジカメの写真は撮ったのですか?」

 知人 「そんなの、何時でも釣れるから撮らなかったよ。 私は、釣り名人ですからね。」

 私  「でも行った途端に二匹を釣ったら、面白みに欠けますね。 名人なら直ぐに釣れたのでしょ!」

 知人 「いや、時間は、、、、、でも、釣り方は君には教えませんよ。」

 私  「別に教えていただかなくても結構です。 私の場合、釣り堀での腕前は釣り上げることより、如何に餌に食わせて
      おいて、ばらすか!だと思っています。」 (「ばらす」とは、釣り上げる時に針が外れて、魚に逃げられることです。)

 知人 「本当は、3匹釣れたんだけど、最初の1匹はバレたんだよ。 貸してくれる仕掛けは針が悪くて、バレやすいんだよ。
      だから、良い針の奴を選んで使ったんだ。」

 私  「私なら、返しの無いような針でやって、適当にばれて遊ぶ方を取りますね。」

  (ばれた場合、当然魚のお金は取られません。 でも、魚が弱るので、店としてはなるべく、ばれないように針は良い物を
   使うべきなのです。)    知人、ちょっと呆れ顔。

 知人 「君なんか、いくらやっても小さな岩魚しか釣れないよ!」

 私  「貴方がそういうのなら、多分そうなのでしょう。」

    こうして、知人との楽しい会話は終わりました。

 その昔、我が家ではこの釣り堀に家族で行って、子供でも岩魚が釣れ過ぎて困ったものです。
 基本的に釣り堀りですから、店の方で飼育用の餌をやらなければ魚は飢えています。
 客に釣らせるのが目的の釣り場ですから、夏場は魚を飢えさせるくらいで調度良いのです。

 それでなくても特に夏場は魚の活性が高いので、入れ食い状態になっても何ら不思議ではありません。
 子供が大きい岩魚を釣ろうものなら、何とかばれろ!と願ったものでした。

 もっと魚の活性が低い時期なら、私も知人の腕前とやらに敬意を払うのですが、夏祭りの時期金魚すくいと同じとなると、
 素直にその腕を誉めることができません。

 それに30cmオーバーの岩魚より、20cmオーバーくらいの方が食べて美味しいですからね。
 名人ともなると、私のように小さな岩魚を釣ることができないようで、それも哀しい話だと思ってしまいます。

■ まとめ

 釣り上げた魚は店の人が内臓を取ってくれますので、クーラーに氷などを持参しておけば、持ち返りができます。
 新鮮な岩魚の刺身!!は、ちょっと良いかも!

 更には、この釣り堀の近くには食堂もあります。(冬場はやっていないでしょうけどね。)
 昔は1匹80円で塩焼きにしてくれました。 さらにオプションとしてご飯と汁が、400円。(今は???ですが、)
 自分で釣った魚で焼き魚定食!を食べることが出来る。 そんな家族での楽しみがある場所ですよ、
  

 ヤマメ(山女魚)は、海で育ち、川で産卵するサクラマスが渓流で一生を過ごすようになった(陸対性)の魚です。

 一方、イワナ(岩魚)は、サケ目 サケ科 イワナ属の魚です。 そうです、その違いは鱒(マス)と鮭(サケ)だったのです。 これで、納得!
 分類上は、イワナ属のうちの1種にイワナという和名がつけられていますが、近縁種のオショロコマも含めて広義のイワナとして
 扱われることが多いです。 北海道の神の子池で泳いでいたオショロコマ、、、あれも岩魚だったんだ! 神の子池

尾瀬で幕営しま専科
Copyright © 2002-2007 観天望気 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system