■ 釣り道の奥義
釣り好きな「N氏」と話していると、どうも釣りの世界では情報公開はご法度であるらしいことが分かりました。
まあ、自然を守りながら人間と自然とが調和していくには、あまり公開しない方が良い場合もあるでしょう。
公開したために人が沢山訪れて、資源が枯渇するパターンの事例は沢山あります。
雑誌や先人の意見を聞いて学んでも、決して他人にはもらさないのが釣り師というものらしいです。
ですから、釣りをしている人にはいろいろノウハウを聞きまくり、釣り場で他人が様子を聞きに来た時には、
「釣れないですね。」と、しらをきるのが「釣り道の成功の秘訣」のようです。
渓流釣りでは、この傾向が特に強くて、自分だけのポイントを持っていて他人には漏らさないのが、鉄則のようです。
テレビに出てくるキノコ取り名人ともよく似ていますね。
私も一時期、釣りに凝ったことがありました。行っていた時は、それが楽しくてしょうがなかったのですが、興味が山や
写真の方にいくにつれて、釣りへの興味も薄れてきました。
その昔64cmのヒラメが釣れた時には、心臓がバクバクしましたが、いまではそれも懐かしい思い出です。
知人が私に「ノウハウは教えないよ!」と言います。
興味のない私にとっては、「それは好都合です、ありがとうございます。」なのです。
貴重な情報は、自分の日記にだけ書きとめて、家族にも言わない。ときどき、それを寝る前に読んで、一人でにやにや
しながら夢で大漁を見ることを願いながら、安眠する。 それが、釣り道の奥義です。
親愛なる知人へ、(もし、これを読むことがあればの話ですが、、、)
ノウハウは教えていただかなくて結構です。世の中情報であふれています。
ノウハウを教えたがらない人の情報ごときが、それほど貴重であるとは思えません。
ですから、釣り以外の情報も教えていただかなくても、何ら問題ありません。
自分の情報を公開するタイプの人からの意見なら私は喜んで聞き手に回ります。
秘密にするタイプの人の偏見ある意見は聞きたくありません。
それに、意見の中身を判断するのはあくまで、聞き手である私の方です。
■ まとめ
釣り道の奥義ってこんなところにあるのだとすれば、あまり面白い世界ではないですねぇ。
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