■ 梅干を漬ける
我が家には、20年ほど前の梅干があります。南高梅(なんこううめ)を使ってつくった高級品です。
すごい、そんな年代物を食べてみたいものだと思うかもしれませんが、いざ食べてみると塩辛いだけでそう美味しい
ものではありません。
この手の食べ物の場合、テレビなどではよく「塩分の角が取れてまろ味がありますねぇ!」なんて紹介をしているの
ですが、、、、そんな食感は味わうことが出来ません。
別に20年も保管しようと思って作ったのではありませんでした。作るときに干し過ぎて、水分の抜けすぎたカチカチの
梅干になってしまったのです。 固くて、実離れの悪い梅干は食べ物としての魅力があまりないのです。
教科書には、3日間干すように書いてありましたが、サラリーマンの悲しさ。 一週間も、干してしまいました。
カビが生えないように!と、太陽光で殺菌だ! この間、あまりに天気が良すぎて水分の極端にない梅干の完成です!
失敗したなと思っても、もう後の祭りです。 梅酢に戻して漬けてみても、昔のシットリ間は戻りませんでした。
何か人間のお肌と一緒のような話題ですね。
と言う事で、美味しくない梅干は我が家の台所の隅に封印されてしまったのです。
とはいえ、塩分のきつい梅干は料理の材料として利用することが可能な代物なのです。
魚の煮物をするときには、この20年物の梅干の出番となります。
3つばかり、入れて煮ると、調度良い塩梅(あんばい)になるのです。
失敗品でも言い方を変えると、「私は、20年ものの梅干を料理に使う、味の違いの判る男(やつ)」となります
そんな自慢をされても、普通の家庭には20年ものの梅干なんてそうはありません。そんな家庭が多いはず。
またわざわざそんな高級なものを買ってきて、料理に使おうなんて良識人は居ないはず。
つまり、こんな失敗品でも手元にあれば、言いたい放題!って奴です。
■ まとめ
このペースで使っていけば、30年ものの梅干を料理に使うしかないのは間違いない!
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