♪ 福島の風景 裏磐梯 (うらばんだい) 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 裏磐梯 (うらばんだい)

 裏磐梯を知らない人の為に、ちょっとした解説から始めます。

 まずは、「磐梯山」のことから、、、

 磐梯山(ばんだいさん)は福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがる山です。
 会津富士(あいづふじ)、会津磐梯山(あいづばんだいさん)とも呼ばれています。 猪苗代湖の北にそびえる活火山(成層火山)で
 標高は1,819メートルです。

 磐梯山の山麓は南が表磐梯、北が裏磐梯と呼ばれています。 表磐梯から見る磐梯山は普通の山なのですが、裏磐梯から見ると、
 一変して山体崩壊の跡の荒々しい姿を見せるのです。

 この山の凄いところは、この山体崩壊が1888年(明治21)7月15日の噴火時に起こったと言う事です。
 山体崩壊により、発生した泥流により北麓の村が埋没するなどの被害を及ぼし461人の死者を出しました。
 また川がせき止められ、桧原湖、小野川湖、秋元湖、五色沼をはじめ、大小さまざまな湖沼が形成されました。
 その数約300個と言われています。 つまり裏磐梯の景観は、この時に形成されたのです。 そう、ほんの最近なのです。

 別な言い方によると、裏磐梯は磐梯高原(ばんだいこうげん)とも呼ばれ、磐梯山、安達太良山、吾妻山に囲まれた高原状の土地を
 いう、となります。 今では濃い緑に覆われていますが、、、悲しい過去があったのですねぇ。

 そんな過去を踏まえて、、、裏磐梯は磐梯山、桧原湖、五色沼、など一年を通じて楽しめるとても風光明媚な場所です。

 冬の桧原湖 (ひばらこ)  山体崩壊の跡が凄いでしょ!
 凍結した湖面には、ワカサギ釣りのテントがテンテント、、、(判るかな?)あります。
 冬の桧原湖 ワカサギ釣りのテント 

 冬の間の移動手段はスノーモービルです。 ワカサギ釣りのテントまで、砕氷船では行けませんから!
 冬の桧原湖 スノーモービル

 カメラで撮ると、雪景色の映像はコントラストの表現がとても難しいのです。 曇りなのに、空気が澄んでミョーに青いですからねぇ。
 桧原湖のワカサギ釣り

 春の桧原湖 (ひばらこ)

 ここでは林間の湿地帯で水芭蕉を見ることができます。 木道が整備されているので、快適に散策が楽しめます。
  桧原湖の水芭蕉
 道路の直ぐ近くに咲いていますので、、、パーキングに車を置いて、散策を楽しみましょう!
  

 雄国沼 (おぐにぬま)

 登山が楽しめます。 高度差はあまりないので、初心者でも大丈夫。
 雄国沼の散策 トレッキングコース 

 春先だとまだ残雪があります。
  

 休憩所がありますが、そこから見る景色って、こんなです。
 雄国沼休憩所

 早春の五色沼 (ごしきぬま)

 五色沼は磐梯山の崩落で出来ました。 正面の磐梯山の凹みはこの崩落により生じました。
 まだ山は雪に覆われていますが、五色沼湖畔では春の息吹を感じます。
 五色沼の春 

  

 ボートに乗る人のバックには雪の磐梯山が! で、桜も咲いて、、、これって、早春ならではの風景です。
  

 磐梯山って、大きいなぁ。 昔は、3000m級の山が、八百年代に3つの頂になった、、、そんな過去のある山です。
 (806年(大同1)に噴火し、それまで3000mほどあった富士山型の山から、現在の3峰になりました。)
 
 

■ まとめ 

 裏磐梯は一年中楽しむことが出来ます。冬の厳しい自然も良いものですが、テント生活はやったことがありません。
 でも、残雪の時期に行くと水芭蕉などが容易に楽しめますよ。
尾瀬で幕営しま専科
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