■ 便利グッズ ザック & ディパック
山で行き交う元気な「おばさん」のザックを見ると、「MILLTE」が何故か多い。
どうでも良い問題なのですが、気になります。
国内外の沢山のメーカーがオリジナリティあふれるザックを販売しているのに、これは不思議としか言いようがない現象。
日本人の小柄な女性の体型にマッチした製品が多いのだろうか? コスト面で考えても、MILLTEはどちらかというと高い方に
属する品物です。 それなのに使っている人が多いということは何か魅力のある製品だということになります。
山の用品ですから、単なるブランド嗜好で決めているわけではないでしょうからね。
カタログを見ると、「LADY」仕様の名前があります。おう、そうか!これはLADYが使うものなのか!と納得する次第です。
あのおばさんは、LADY、、、???
そんな大きなお世話的な疑問はちょっと脇に置いといて、山で使うアイテムとして非常に重要なザックのお話です。
とはいっても、私もそう詳しくはないので、お店に入って店員さんと会話をしながら、自分の気に入ったものを買うのが
これから選ぼうとしている貴方に対しては一番正解だと思います。
と、ここまでで結論が出てしまいました。では、皆さん、バイチャ!
と、ここで私のアイテムをちょっと紹介してみますね。
左は三脚とエアーマットありの場合で、右はスポンジ(銀?)マットありの場合です。
ここから、登山(キャンプ生活)における快適性についてちょっとだけ分析が始まります。
上の写真は私のザックですが、幕営生活を如何に快適におくるかの悩みを如実に現してします。
いわゆる「若き観天望気の悩み」って奴です。つまり、テント内で使うマットが左の写真では、サマーレスト(空気で膨らむ
タイプ)、右の写真ではスポンジマットになっています。 そう、悩みとは如何に快適な睡眠をとることが出来るか!です。
幕営で「快適に寝る」という行為は非常に楽しみなので、このくらい荷物がかさばっても苦労とは思いません。
とは言え、疲れているので、ワインを飲むとすぐに寝てしまうのですけどね。 でも、しらふの時には、悩んでしまうのです。
どんどん脱線するので、ここいらでザックの本題に戻ります。
一般にディパックは20リットル以下の日帰りハイキングにつかわれるポケットが多いものです。
一方、ザックは20〜100リットルで、沢山の荷物を積めるのを目的にしています。
雨でも水が入って来ない様に、1〜2気室で構成され、中身をどの順序で入れるか悩ましい代物です。
ザックは種類が多くて買うときに非常に悩みます。 私も、そんな悩んだ挙句にいま持っているザックはディパックまで
含めると5個あります。もちろん一度にこれだけ買ったのではなく、あちこちの場所へ行く時に、荷物の量が違うので
どうしても増えてしまうのです。
今ではこの大から小まで5個を組み合わせて利用しています。目的地まではザックで行き、着いたら必要なものを
ディパックに詰め替えハイキングをするといった具合です。
ことザックに限ると、大は小を兼ねません。(歩き難いのを我慢すれば、兼ねますけどね。)
中で物が勝手に動くような状態では安定しないし、重心が下の方にあるので、後ろに引かれる状態になります。
まあ、そうは言っても荷物が軽い場合など、それで我慢できる人はそれも良いでしょう。
軽いものを入れて全体の大きさを調整するなど工夫をするなら、無理に多くのサイズを買う必要はありません。
大昔のリュックサックは横長で、背負うとまるでカニのようでした。 今でも時々、そんなのを持っている人を見かけますが、
物を大切にしている姿に驚きます。 でも、背負い心地は良くないでしょうね。
最近のザックは縦長となり、肩ヒモ(ショルダーハーネス)の位置や長さを調整することにより、自分の体型合わせることが
出来ます。
私が使っているモンベルの物は、ザックの中に金属の棒が入っていて、それを私の背骨の形に合わせて曲げることにより、
ザックを身体に密着させることが出来ます。
今のザックで上記の他に重要なのはヒップサスペーションです。これは荷重の一部を腰で受ける為のものです。
これがちゃんと機能すると、肩への負担がずっと少なくなります。
ザックの荷重を重心の近くの腰で受けることができるので、バランスをくずすことなく、山道を上り下りすることが出来る
のです。下りでバランスが崩れたら、命にかかわりますから、これってとっても大事なんですよ!
ザックに物を積める時には、重いものを上にして重心を高くすると良いとマニュアルには書いてあります。
しかしながら、実際にはこのように積めるのは非常に難しいです。 45リットルの私のザックでは、シュラフ、テント、
テントマットを入れただけで、ザックの残りはもう1/4しかありません。そこに食料や衣類などを収納します。
更には、ワインの入れる場所は、、、、必ずキープ! 帰りには、軽くなるから、、、問題なし!
■ まとめ
最後に理想とするザックとは何かをご紹介します。 それは「子供を背負った状態」に近いザックです。
鬼太郎なら「子泣きじじい」と言うかも。 小学生を一人背負って歩く。 それが理想のザックの形と言うことです。
長いこと使っていたチャチャバック45ですが、金具が錆びてきて、、、山用品としての矛盾と寿命を感じてました。
だから、ちょっと容量を多くして、錆びる金具を使っていなくて、軽量である奴を新調しました。
2010年上高地 GREGORY 55リットルのザックを背負うと本当に子供を背負うような感じでしたよ。
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