このコースは距離は比較的長いのですが、なだらかなので初心者でも楽しむ事ができます。
そんなことがガイドブックに書かれています。確かに何度も登ると、そうだなぁ!と思いますが、最初に登った時には
そんな余裕はありませんでした。 というのも、前半はひたすら森林の中を赤いテープと道の跡を探しながら迷路の
ような場所を歩くのです。泥濘(ぬかるみ)もあるので、周りの風水を読んで自分の道を切り開いて行くのです!
風の中の昴(スバル)〜♪ 砂の中の銀河♪ そう、気分はまさに挑戦者なのです。
グループや先行者がいれば後を着いていくことが出来るので、楽なコースであるのは事実です。
実はその昔、長蔵さんがスキーで降りてきたコースだそうです。ですから、初心者にもお薦めなのです。
登山道の分岐点、ここからスタートです。樹に付けられた赤い目印を確認しながら、歩き始めましょう。
赤い目印は、目線より少し高めに付いています。雪の季節にも見えるようにね!
最初は、単調な道です。倒木なんかがあって子供連れなら楽しめます。ギョリンソウなどもお出迎え!
緩やかな登りなので足慣らしのつもりで歩きましょう。先を急いで歩くと後でばてます。
特に夏場は樹林帯では風が通らないので、あまり汗をかかないようにしましょう!
次第に高度が上がると爽やかな風を感じるようになります。周りの景色も見えるようになります。
え、見えない! そうですねぇ。山の天気と彼女の心は気まぐれですからねぇ。
視界がきけば、遥かに男体山や白根山が、、、っていうより、紅葉を愛でるべきかな。
山頂からの風景は良く紹介されていますが、登る途中の風景も私のお気に入りです。
正面には、日光の名峰、白根山が鎮座しています。いいなぁ。こんな景色!私、大好きです。
1時間半前まで尾瀬沼の湖畔にいたのに、今ではここでその景色を眺めているのですからね。
苦労して、歩いてきた甲斐がありました。って、干渉にひたるより、まだ登らねばならないのです!
やっと、ミノブチ岳に到着。ここまで来ると、もう周りには「はえ松」や「石楠花」などの樹木しかない。
残りわずかで、燧ケ岳を制覇できます。
俎ー(まないたぐら)の頂上はとても狭いです。先ほどいた、ミノブチ岳も尾瀬沼の手前に見えるだけで、
景色の一部になっています。白根山もここまで来ると、ちょっと迫力に欠けるかな。
燧ケ岳は東北一の山という言葉を実感出来ます。 (地球は丸いって思いますね!)
実はこの中に富士山も見えているのです。でも、望遠鏡を使わないと、写りませんでした。
■ まとめ
泥濘(ぬかるみ)が多いコースなので、スパッツがあると便利です。 でも、どこをどう歩くかという工夫が必要です。
泥があっても、枝などの樹木の上を歩けば靴がそう沈み込むことはありません。
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