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■ ボランティア

 最近は災害時だけでなく普段の生活の場にボランティアの話題を聞くようになりました。
 公共の施設でも職員に混じって、ボランティアの方が活躍されているようです。

 私の場合、なかなか無料で奉仕の気持ちになれないものですから、まだ参加していません。
 何でも良いので出来ることから、、、ということで、HPで情報の配信をしているので、
 これも一種のボランティアかもしれません。(どなたかの役に立っていれば!の話ですが)

 知人は、ボランティア活動を行なっています。
 大洗の水族館(アクアワールド大洗)で、来客の誘導や時には「着ぐるみ」を着て子供に夢を
 与える奉仕活動をしています。
 (財)いばらき文化振興財団アクアワールド茨城県大洗水族館という名称が正式なものです。

 ボランティアですから、お金はいっさい出ませんし、交通費も自腹での参加です。
 自分の時間を割いて、無償の奉仕活動を行なう!
 そんな条件でも、若者から年配の方まで多くの参加がなされているそうです。

 財団法人ですから、職員の処遇は県の職員に準ずるってことです。ある意味公共の施設ってことですね。
 当然ながら職員がいて給料をもらっているのでしょうが、沢山のボランティアで運営が支えられていることを
 最近まで知りませんでした。

 ですから、これを読んだ皆さん!例えば着ぐるみを着た人形が疲れ気味で「態度が悪い!」と思うような場面に
 遭遇したとしても、温かい眼差しで見てやってください。
 疲れぎみの人形は、普段の仕事でお疲れのところをボランティアで参加している人かもしれないのです。

 しかしながら、公共の施設で交通費まで自腹っていう現実は、どうなのでしょうね。
 学生さんが親のお金やアルバイトで稼いだお金で交通費を出す!
 純粋に奉仕の気持ちになればそれが理想かもしれませんが、交通費ぐらいは水族館側が
 出すべきではないかと考えます。
 そういうことに入場料や私の税金が使われるのなら別段悪い気はしません。
 また、そういう条件の方がボランティアに参加する人も増えるし、長い期間続くような気がします。
 (ただし、お金持ちの年寄りは交通費支給の対象外でも私は文句を言いません!)

 地震などの災害時でも、交通費を自分で出してまでかけつけたという話も聞きます。
 大変立派なことだと思いますが、公共の場合ならそれなりの予算を組んで対応すべきだと思います。
 臨時の出費だって、多少なら融通が利くと思いますけどね。
 そうでもないと、公共の職員ってなんの為のお仕事をしているのか見えてきません。

 悪意を持って単純に効率本位で考えるなら、職員の数を減らして、タダで働きたがるボランティア!を集める方が
 良いじゃん! 崇高なボランティアさんのご希望を満たすにはこれが理想だと言うしかありません。
 なおかつ、財団は黒字状態、こうなれば職員のボーナスだってガンガン上げるしかありません。

 もし赤字になるようならますます、従順なボランティアを増やし、どんどこ不平を言うような職員を減らす。
 沢山のボランティアさんの欲求を満たすにはこれしかないでしょ! 誰がこれを非難や中傷できますか。

 最後には、世の中全ての人がボランティア精神に目覚めて奉仕するというバラ色の日本の未来がそこにあります。
 で、最後に残る職員って誰になるか?そんなことも気になります。

 いやー、ボランティアって本当に難しいものです。
 すいませんと思いながら、奉仕の気持ちを持たないといけません。 驕り(おごり)の気持ちなどありません。
 いやいや、そんな些細なことを悩むなんて愚考をしないで、素直な気持ちで奉仕を楽しむ!それがボランティアの
 奥義なのかもしれません。 いやー、ボランティアって本当に難しいものです!
 

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