■ 美味しい水を求めて 「尚仁沢湧水」
栃木県の尚仁沢湧水に行きました。 ここは「名水百選」に選ばれた場所です。
かつて修験の山として栄えた高原山。 その山麓から無垢な水が噴き出しています。
そんな情報を本で読んでいたので、是非訪問したいと思っていましたが、今回実現しました。
県道から、脇道に入ってすぐに小高い岩山を一つ越えます。あとは木立に囲まれた川沿いの細い道を20分ほど歩きます。
すると、そこにはミズナラやブナ、カエデといった落葉広葉樹の森が広がっています。
普通源流というと、清水が崖の隙間からチョロチョロを想像しますが、ここは違います。
苔むした森を良く見ると崖の中腹から、いく筋もの湧水が唐突に噴出しています。
さらに流れを上流に向かうと、大きな岩の間からコンコンと湧いている場所にたどり着きます。
資料によると、温度は年間を通じて11℃、1日の湧水量は、6万5千トンです。

沢の中の岩には、びっしりと苔がついています。また、場所によってはその上に若木が生えているものもある。
年間を通じて水量が一定で、若木にとっても楽園なのでしょう。
そんな景色は、もののけ姫の世界のようでした。昔から大切にされていた場所です。
ここの水は美味しいです。行くだけの価値があると思います。
でも、40分も歩けない!という人には、尚仁沢からの水をひいた「尚仁沢名水パーク」がお奨めです。
ここなら、車で行く事が出来て、ポリタンクで持ち帰る事ができます。
大量に汲むのは止めてとか、公共の場なので良識ある判断でとか書かれていますが、、、
水量は多いので、皆が汲む量が良識の範疇なら待つことはないです。
問題は、皆が思う良識のレベルが同じではないということです。 各自の良識のレベルはポリタンクの数ということかな。

■ まとめ
こんこんと湧き出る湧水はトレッキングの休憩所としては最適です。他におにぎりさえあればもう満足!
|