■ 燧ケ岳登山
2003年、晩秋! このところ寒波が日本列島に来るようになりました。西高東低、いわゆる冬型の気圧配置です。
ライブカメラの映像にも早朝の時間帯には燧ケ岳の山頂が冠雪しているのが写っています。
尾瀬はもうすぐ長い冬に入ります。
以前、冬山ではありませんが、燧ケ岳に6月のまだ残雪がある時に登ったことがあります。
雪がある場合にはアイゼンを着けて登ります。アイゼンは完全に雪の上なら歩き易いです。
でも岩の上などを歩く時には、アイゼンの爪が引っかかったりします。固いもの同士なので、急に引っかかった状態に
なり、危険なのです。 また、爪が自分のズボンの裾に当たると、大切なスパッツが破れてしまうことがあります。
ですから、アイゼンを装着した場合には、がに股歩きが基本姿勢です。
6月の残雪とはいえ柴安ーの斜面には雪がかぶっており、とても危険な状態でした。
何が危険かというと、人間が危険なのです。
登っている私の前をアイゼンを付けた学生風の若者が滑り落ちて行きました。
高度差が10mほどの斜面だったので、若者に怪我はありませんでしたが、下の方を下っていたパーティ仲間を道づれに
して、一緒になって落ちて行く姿は、とても恐怖を感じるものでした。
だって、鉄の爪を履いた人間が上から滑り落ちて来るのですよ。
そんな爪が刺さったらと思うとぞっとします。 そんな昔の思い出の写真がこれです。

ですから、そういう若者が傍に居た場合には、道を空けて先に行ってもらうことにしています。
巻き添えはご免ですからね。 この時も、若者グループの先輩が模範演技で先に下りて、経験の少ない若者が
最後に降りていく、、、ことだったのですが、一緒に滑って行っちゃいました!
今の時期ならそんな怖い思いをしなくて済むので、登山しようと考えています。
どのルートを登るかですが、尾瀬御池から直接燧ケ岳の山頂を目指すルートにしたいと思います。
なるべく早い時間帯に山頂に到着するには、このコースが一番良いのです。
とはいえ私の場合、写真を撮影するのも目的の一つなので、ある程度お天道様が顔を出してからでないと、良い写真は
取れません。 今度の休みの天気が気になります。
■ まとめ
そんな、こんなで、燧ケ岳に登ってまいりました。 天気予報が当たり、好天でのトレッキングを満喫できました。
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