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■ DOLLを撮る

 デジカメで人形を撮る、、、その為のスキルについてちょっと考えてみます。 (クライアントからのリクエストに答えるためにね!)

 まずは、「オリジナル」から。 屋内で、ストロボなど使わずに、AUTOにて普通に撮影してみました。
 (そうは言っても、オリジナルは横3008ドットもありますから、、、ここでは横850ドットにして紹介していますけれどね。)
 

 ホームページビルダーの「くっきり補正」を有効にすると、、、こうなります。 くっきり、、、この差が判るかなぁ?
 

 撮影した写真をホームページビルダーのくっきり補正+ワンタッチ補正(色合いの補正)でちょっと加工してみましょう。
 

 普通、ワンタッチ補正機能は、朝夕の色温度の正しくないときに使う機能なのですが、、、昼間の室内での撮影でも結構変化しますねぇ。
 屋外での撮影では有効にしてもほとんど変化をしない機能なのに、、、やっぱ室内の撮影では昼間でも色温度が変化するのだなぁ。
 でも、どちらが本当のDOLLの色か?となると、なかなか難しい問題です。 好みもあるしなぁ。

 さて、いよいよ話を本格的な解説にしていきましょう。 ということで、使う写真は上と同じですがサイズを小さくして話を進めます。

 オリジナル生データ                                   くっきり補正を有効にしてみました (すっきり、、、わかるかな)
  

 ここまでは、ホームページビルダーでの加工ですが、普通の人には関係ない話題です。
 ですから、ここからはPS(Photoshop)など市販の画像編集ソフトによる加工の話題を紹介します。

 まずは「シャープ」について、、、
 この機能を使うと「ピンぼけ」をある程度直すことが出来ます。 この機能は映像の輪郭を強調することで、なんとなくピントが合った
 と思わせる効果を演出します。

 中世の絵画では輪郭線を強調するというこの手法を用いて描いていました。
 と、そこへレオナルド・ダ・ビンチさんが登場して、輪郭をぼかす絵を描いちゃったのです。
 スフマートといって、輪郭線をぼかす技法のことです。 それを使って描かれたのが「モナリザ」なのです。
 ですから、ぼけていることが悪くはないはずなのですが、、、どうも、ちょっと目にはイメージが悪いようですねぇ。

 ホームページビルダーなどのくっきりとはこの輪郭線の強調のことです。
 大きな写真では硬めな印象を与えますが、縮小した写真では強調した方がピントがあっているという印象を与えてくれます。

 でもカメラで撮影する段階でも、シャープの機能を持っている機種(NIKON D100も!)があるのであまり使い過ぎない方が
 良いでしょう。

 次に「ピント」について、、、
 ピントを合わせるには半押しの技法を使ってください。 デジカメによっては「オート」でピント合わせをする場合、中央部で
 焦点距離を合わせます。 ピントを合わせたいのが中央部でない場合には、半押ししてから画角をずらせて撮影しましょう!

 さらにテクニックとして被写体深度を上げることをお奨めします。
 絞りが選べるデジカメなら、絞り値を大きくして、シャッター速度を遅くして撮影しましょう。

 この時、スローシャッターになりますので、三脚を使いましょうね。

■ まとめ

 祭りなど生身の人間の撮影と違って、DOLLの撮影は時間を気にせずじっくりと納得のいくまで時間をかけて撮影をすることができます。

 微妙な表情の変化の演出がライティングにより出来る世界があります。 光と影、、、写真の世界を小さな世界で演出できる世界ですから、
 結構面白い世界ではないかと思います。 肌の質感を出しながら、輝く瞳を如何に表現するか? この辺がテーマかな?
 

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