♪ 考える葦 2006年 茨城県桜川市 「真壁のひなまつり」 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ DOLL(雛人形)を撮る 2006年 真壁のひなまつり

 DOLL(人形)の表現をカメラで撮影するのは面白いものです。 見る角度によって、微笑んだり、怒ったり、無表情にも見えたりと、
 微妙な表情があるのが、魅力的だと思います。

 雛人形の場合には、人形より低い目線で見る方が人形の表情を素直に見ることが出来るようです。
 雛壇に飾っている姿を写すのですから、奥にいる人形を背景に入れてぼかして撮影すると、良い雰囲気の写真となります。
 

 古い雛人形を見るには普通なら博物館に行って、、、なのですが、ガラスケースの中のお雛様は好きになれません。
 DOLLはやはり近づいて直接目で見るものですからねぇ。 近づくと、意外な発見がありますからねぇ。



 今回は、2006年「真壁のひなまつり」で雛人形を撮ってみました。 そんな様子をご紹介しますね!

 真壁(まかべ)は茨城県の桜川市にある町です。 ここは蔵のある街なのです。 ですから、古い雛人形があるのは納得です。
  

 真壁のひなまつりでは、商家の店先に雛飾りを展示して、訪問者に見せてくれるのです。
 古い蔵のある街ですから、お店は築100年なんていう事もあります。 昔の商家を見ることが出来る貴重な体験が出来ます。

 昔の匠が作った階段の下の収納、、、昔の人の知恵もなかなかやるなぁ! そんなことを感じます。
 

 まあ、ここは話しをDOLLに戻して、、、人形をどう見るか?を考えましょう。 では、江戸時代へいってらっしゃーい!
 

 福与かな顔立ち、、、ですねぇ。 雄雛の手には笏(しゃく)でなく、太刀がありますねぇ。 更に雌雛の手にはあるべき扇が無いなぁ。
 武家のお雛さまと公家のお雛さまの差なのかな? 博物館なら、解説があるのでこんな謎は直ぐに解けるのでしょうが、、、

 これだけのお雛様を管理、維持していくのはとても大変な事だと思います。 笏(しゃく)や扇が紛失していても仕方ないですねぇ。
 無い事に驚くよりも、推理することを楽しみましょう! 爺ちゃんの名にかけて!!!! (最近、ますます二重人格な私なのです。)


 自分の足で、真壁の街を歩きながら、疑問を調べる、、、そんなミステリーチックな体験を楽しむことが出来ました。
 では、現在のお雛様をご紹介! 江戸時代と比べてみると、、、ね! 面白いでしょ! 現在は、八頭身のお雛様???
  

 塚本家の古いお雛様 右の物は約150年前のものです。 築百年の家ですから、土間や古いお雛様があるのはあたりまえ!
 

 古いものは150年前のものです。 それを間近に見ることが出来るのです。 チャンス!
 

  

  

 松野屋さんのお雛様
 

 下からみると、この人形には歯があるのが判ります。
 

 どうでしょう。 人形の表情が伝わりますかねぇ。 歯や髭のある人形、、、まあそれが普通のことなのですけどね。
  

 翁もいます。 この翁の衣装、、、派手だけど似合ってるなぁ。 そう思うのは私だけ?
 

 赤ん坊もいます。 この子の親は誰!? 五人囃子の子かなぁ? チョーミステリアスな雛飾りですねぇ。

 こんなお雛様、、、核家族じゃない!っていうことが判る、昔々のひなまつりなのです。
 

■ まとめ

 梅の開花が遅れている2006年ですが、「真壁のひなまつり」を楽しむことが出来ました。
 ひなまつりは3月まで開催されていますので、まだまだ楽しめるイベントですよ! 街を歩いていると、伝統的な水琴窟も
 あったりして、音も楽しめる!ここはそんなちょっと素敵な街なのです。
 
 

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