♪ 考える葦 風景写真を楽しむ 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 風景写真を楽しむ

 風景写真を撮って、ちょっと間をおいてから、昔を懐かしむのも楽しい時間です。

 でも、早朝の写真とかを見ていると、実際はもっと綺麗だったのに!なんて、思うことがあります。 記憶って、美化されますからねぇ。

 ここで私の思い出の一枚をご紹介します。
 尾瀬ヶ原で、燧ケ岳のダイヤモンドリングを撮ろうとして、、、単なる普通の日の出になった一枚です。

 太陽の輝きを輝きとして表現するには普通クロスフィルターを使います。 クロスフィルターとは透明な光学ガラスの表面に細い線状の
 ミゾが刻んであり、被写体の光輝部(この場合、太陽)から光条が発生します。 風景撮影では、キラキラ光る水面の輝き、樹葉からもれる
 陽光、イルミネーションなどに使われます。 それを使わずに撮ったので、ダイヤモンドにはならなくて当然なのです。
 

 撮影時に、WB(ホワイト バランス)を変えて撮ると、自分のお気に入りの一枚になるのかもしれませんが、設定を変えている間にも、
 お日様はどんどん昇ってしまいます。 ダイヤモンドにするのは、今回はパス!

 ここは、WBの設定を変えないで、シャッターを押し続けるしかないのです。

 で、この撮影した一枚の写真を画像的に処理することをここではご紹介いたします。
 最近のソフトを使えば、自動的にも、意図的にも、容易に加工することが出来るのです。

 最初は、この画像がどんな色情報をもっているかを理解します。 一眼デジカメでも確認出来ますけどね。
 

 まずは、色調補正を自動でやってみました。 朝の赤色の成分が抜けて、昼に撮ったような写真になってしまいました。
 そんなのが好きなら、この補正は便利な機能ってことですねぇ。
 

 次に、カラーバランスで紫をちょっと強調して、朝焼けの雰囲気を出してみると、、、
 朝焼けの色って、、、赤なの紫なの、、元々白い雲ですから、好きな色に加工することが出来ます。
 

 今度は、グラデーションで加工してみました。 今回は、赤を基調として、、、オレンジ系で加工してみました。
 

■ まとめ

 風景写真って、自由に加工することが出来ます。 普通は見ることが出来ない景色だって簡単に作れます。
 フィルムの世界では、とても面倒なことでしたが、デジタルになって楽しみの枠が広がりました。

 ポジの信者の方から見るとこんなの遊びの世界だよ!と、思うでしょうねぇ。 そう、これは遊びの世界なのです。
 ダイヤモンド燧ケ岳を実際に撮らなくても、加工で光条を追加すればそんな風景写真を簡単に作れます。

 写真の世界を如何に楽しく遊ぶのか! そんな世界です。
 

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