♪ 考える葦 富士山を撮る 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
 Home »風景写真 »茨城の風景 »D100の世界 »食い道楽 »温泉三昧 »考える葦 » »HP内検索 

■ 茨城から撮影した富士山の写真

 毎年読売新聞社が、「茨城県内から撮影した富士山の写真コンテスト」を開催しています。

 で、自分の住んでいる場所からどう見えるか?
 地図を広げて探すより、こんな時にはパソコンという文明の利器が役立ちます。 とはいえ、パソコンもソフトがなければ
 ただの箱(湯たんぽ?)です。そこでこういった用途に最適なソフトである山岳展望ソフト カシミールでシミュレートして
 みました。 (もちろん、これが無料で使用させていただけるすばらしいソフトなのです。)

 私の住む水戸周辺からだと、筑波山の左手に頂上が少し見える結果となりました。
 なんていう分かったような分からないような説明をされるより、見た方が早い! 

 でも冬場は富士の頂に雪をいただく季節なので、霞や雲や、、、今やスモッグとの区別が困難です。
 なお、下のサンプル画像は冬場水戸の上空20mの位置(県庁の展望ロビーはもっと高い!)
 から、焦点距離100mmのレンズで撮影した場合をシミュレーションしたものです。

 これを見ると、県庁の展望台からだとこの情報を知らずに探せる山ではないことが判るでしょ!
 比較的寒くて空気の澄んでる冬の方が見え易いのですが、肝心の富士山は山頂が雪化粧で白いからなぁ。
 

 google earthを使って高さを3で強調して、県庁の展望台から富士山の方を眺めてみる、、、
 そんな風景をちょっとパソコン画面で見てみると、こんな風に見えちゃうのです。
 ね! しっかり正面には富士山が見えているでしょ! でも、強調してもこの程度だからなぁ。
 

 50mほどの県庁を後にして、富士山を見るだけなら高い所の方が有利です。
 県内で富士山に近いとなると、筑波山の頂上がこの目的にぴったりの場所です。 なら、行ってみるか!

 でも、寒いので、やはりコタツの中でシミュレーション! これが、筑波山の山頂から見た富士山の雄姿です。
 

 おお、筑波山の頂上なら見える、見える。 ここまで登ると壮観です。
 同じく100mmのレンズで撮影していますが、このくらいの広さ(範囲)が撮れるんだと良く判ります。

 でも、ここまではほんの序章にすぎません。ここからが、本題!

 風景写真として考えた場合、富士山だけが見えるということでは成立しない世界です。
 花、鳥、風、月、太陽、星、湖、建物、雲、、そんな他の物とのバランスが重要です。

 方向からすると、朝日が上るのは反対方向。夕日なら写真の画面に入れることが出来る。
 極端に言えば、富士山の後に沈む夕日を撮影出来る場所も存在します。
 チョー巨大なダイヤモンドリングが撮影出来ます! (残念ながら、水戸ではないのですよ!これが)
 
 カシミールには太陽の位置まで考慮されています。
 日付と日時を指定して、自分の位置から見える富士山の様子と太陽の位置を計算して、表示してくれます。
 さすがに月まではサポートしていませんが、月齢が判ればだいたいの位置は予測できます。
 この例は2003年2月5日の例です。夕日は富士山より、右に沈んでいます。 と言うことは、筑波山より太平洋に
 近いところに、富士山と夕日とがクロスする場所(ポイント)がある! そんな所に住んでいる人が羨ましい!
 

 ここはそう羨んでばかりもいないで、プラス思考で考えましょう。

 もっと日の短い、冬至の時なら、富士山と太陽がクロスするかな? なら、良いのにな!って期待して、お試しです。
 残念ながら、、、とほほ

 でも、これなら一枚の画角の中に太陽と山とを入れやすい状態だとわかります。 
 

 空気が澄んだ貴重な日、喜び勇んで行ったら太陽が予想と違う位置にあったという失敗がなくなります。

 富士山と湖と山、太陽と月、、、それらのバランスを考え、どのように組合せて、良いシャッターチャンスに、その場所に
 行く!更に天候にも恵まれて!  「富士山」というお題は非常に、根気のいる課題ですね。

 私の場合、コンテストに応募できるような機材も持っていないので、パソコンでこんな事ができるという遊び心の方を
 楽しんでいます。 これなら、天候には影響されませんからね。

 でも、偶然富士山を撮影出来るチャンスに遭遇すると、双眼鏡を使って遊んでいます。 尾瀬の燧ケ岳の頂上から見た
 富士山です。苦労して双眼鏡を持って行って良かったぁ!普通の人には、何だこんな写真!と言われそうなものですが、
 私には楽しい思い出なのです。
 

■ まとめ

 冬の寒い日にはコタツの中でこんな楽しみ方が出来ます。 そして天気予報で、幸運にも小春日和だと判ると、
 ちょっと出かけて、お楽しみ! そんな楽しみ方がパソコンライフなら満喫出来ますよ! Part2へ

尾瀬で幕営しま専科
Copyright © 2002-2005 観天望気 All Rights Reserved.
inserted by FC2 system