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■ NHK 磯出大祭礼の放送を見ました

 72年に一度の祭りだということで、NHKの放送を楽しみにしていました。
 1時間30分もの長時間なので、遠くからしか見ることの出来なかった田楽舞など解説を交えて、放送されるのだろうと、
 想像していたのです。

 で、放送を見た感想をちょっと書いてみます。

 作家 荒俣 宏さんと 俳優 菅原 文太さんとが出演して、しきりと72年の謎解きをしてくれる。

 老人が出てきて昔の話を聞かせてくれる。祭り用の山の木を切って、祭礼のお金を作ったなんて話である。
 祭りの準備の様子や孫を出したくて、、、、なんて話題が延々と続きます。

 何故72年なのか? 流石NHK。そんなどうでも良いことを延々と解説してくれます。
 「干支」や「佐竹氏と徳川家」かと思えば、「渡来人」などの説が紹介されていました。

 6年に一度飢饉が起こり、木星の周期が12年で、、、、72

 かと思えば、佐竹の時代には毎年やっていた。なんて、解説する。
 おいおい、851年から始まり72年に1回はどうなったの?と言いたいです。

 やっと、行列の紹介という場面になっても、全体が判らない映像です。
 一番見たかった500人の大行列と田楽舞の紹介は、残念ながらありませんでした。

 西と東とで、異なる行列の衣装なのですがそんな解説は一つもありませんでした。
 田楽だって、異なっているのにそれが違うことすら紹介していません。

 次第に話が難しくなってきて、「海人」なる人がいたと、文化人類学の先生が出てきたときには
 もう眠くなってしまいました。

 最後は、全行程の80kmをただ一人歩いた親父さんのことを延々と紹介していました。

 想像していた内容と全く異なる内容だったので、がっかりです。
 祭礼を実際に見た私は判りますが、初めて放送を見た人には良くある田舎の祭りくらいにしか
 見えなかっただろうと思います。

 あとは、金砂大祭礼の実行委員会の作成中のビデオに期待するのみです。

■ まとめ

 NHKはやたらと解説にこだわっていました。 祭礼だから、理屈をこねるより、それを楽しんでいる今の人々の様子を
 素直に伝えた方が良いのではないかと思える番組でした。

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