♪ 考える葦 日本三大美人の湯 観天望気 presents 尾瀬で幕営しま専科 
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■ 日本三大美人の湯

 では、ここで問題です! 日本三大美人の湯はどこにあるでしょうか!

 川中温泉 (群馬)   pH8.4 泉質硫酸塩泉
 龍神温泉 (和歌山) pH7.8 炭酸水素塩泉
 湯の川温泉 (島根) pH8.4 単純温泉

 これから判るのは、こんなアルカリ性の温泉が美人の秘密って事なのです。 

 アルカリ性だと、入っている間に皮膚の成分と反応して自然に石鹸成分が出来るらしいのですが、自然界ってすごいものです。
 それでスベスベするのかぁ。 そうかぁ、やっぱ訳があったんだなぁ。

 なら、そんな温泉に行けば良いじゃん! 普通なら、そう思います。
 でも困った事に、一般的に強アルカリ性泉は湧出量が非常に少ないのです。 ですから、源泉賭け流しが少ないです。

■ まとめ

 pHが高ければ、美人の湯か? というと、そうではありません。 pH10でも、美人とは言われない温泉が沢山あります。

 過ぎたるは、、、やはり駄目ってことのようですね。

 そんな高いアルカリ性の温泉がどこにあるかというと、「阿武隈山地から八溝山系」、「関東山地南部から丹沢山地」、
 「天竜〜奥三河地域」、「美濃山地」、「四国西部」なのです。

 こんな話題以外にも、誰が日本三大美人の湯を決めたのか、謎は深まるばかりです。

 一方、天下の三名泉は、有馬(兵庫)、草津(群馬)、下呂(岐阜)です。

 こちらは、室町時代の僧、万里集九がこれらを三名泉と書き残しているくらいですから、昔から愛されてきた湯治場ですねぇ。
 室町時代の僧侶は兵庫、群馬、岐阜といった広範囲の地を何のために歩いていたのですかねぇ。 修行かなぁ?


 pHとは、potential Hydrogen, power of Hydrogenの略です。 
 水素イオン指数(すいそイオンしすう)又は水素イオン濃度指数とは、物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す
 数値のことです。 数値としては、0から14まで。 だから中性は、pH7.0になります。

 酸性(pHが小さいほど酸性が強い)度が強い温泉

 玉川温泉(秋田)pH1.2、東温泉(鹿児島)pH1.2、蔵王(山形)pH1.3、川湯(北海道)pH1.4
 塚原(大分)pH1.4、草津(群馬)pH1.7

 アルカリ(pHが大きいほどアルカリ性が強い)度が強い温泉

 都幾川温泉(埼玉)pH11.3、飯山温泉(神奈川)pH11.3、白馬八方温泉(長野)pH11.2
 天恵泉(山梨)pH10.7、武甲温泉(神奈川)pH10.6、中川温泉(神奈川)pH10.1

 N氏に草津の湯はpH2で顔を洗うとひりひりすると言うと、怪訝そうな顔をされてしまいました。
 pH2、、、そんな強酸の温泉があるはずないというのです。

 pH1.7の「西(さい)の河原」に浸かればN氏もそのパワーを体験できるのになぁ。
 それともそんな温泉があることを知らない方が幸せかな?

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