■ 尾瀬の魅力について
尾瀬は何度行っても又行きたくなる。 尾瀬とはそんな魅力のある場所です。
何がそんなに魅力なの? と、自分に自問自答してみると、まず、自然が豊富なことがあげられます。
季節の変化により、行く度に尾瀬では変化した花や鳥たちが訪れる人を迎えてくれます。
特に写真を趣味にしている私にとっては、その変化が良く判り、とても楽しむことが出来るのです。
この違いとは撮影した写真を自宅で見比べて、こんなに違うんだ!と思うことも多いのですけどね。
現地では一日の中でも、朝、昼、晩と変化があります。 普段、昼間から部屋の中で蛍光灯の光の下にいる生活と比べ、全てが
とても魅力的な変化なのです。 目覚まし時計がなくても、自然に五時には起きてしまう生活がそこにはあります。
早朝は写真を撮る者にとって非常に魅力的な時間帯です。 そこに季節や時間の変化があるので、何度でもお楽しみな世界が
あるのです。 一方、昼間だと極普通の絵葉書的写真となります。 そんな一枚がこれなのですけどね!
上の写真の一年後、、、ってこんなです。 この微妙な変化が判るかな?
次なる魅力は、木道を歩いていても、ゴミが落ちていないことです。
本来ならゴミが落ちていることに驚くのが、人として本当の姿なのでしょうけれど、都会のゴミまみれの生活になじんでいる
私にとっては、ゴミの無い方が驚きなのです。 (もちろんこれには、レンジャーさんたちの日頃の努力があるのです。)
本当ならば私も、「他人のゴミまで持ち帰る」べきなのでしょうが、とてもそこまでは出来ません。
せいぜい、自分のゴミを全て持ち帰ることくらいしか出来ません。 まだまだ、地球へのやさしさが足りませんね。
次なる魅力は、みんなが優しくなれることです。
見知らぬ人でもすれ違う時には挨拶をするし、ちょっとしたことでも親切にされると、もう感謝の気持ちで一杯です。
なので、自然に困っていたら助けてあげたくなります。 最初は恥ずかしく思いますが、一度経験すると、あとは普通に
やれるようになります。 そう、みんな楽しむという共通の目的のために来ているのですからね。
山での情報交換は非常に重要な事です。 インターネットで調べるより、対面(といめん)から来る人に様子を聞く方が
これから行く先の情報としては確実に最新情報ですからね。
で、そんな魅力のある素適な尾瀬なので当然訪れる人も多いです。 毎年、40万人以上の人が訪れます。その中の
3から5人分が私かな?
それなら、休日には木道が人で埋め尽くされる?のではないかと思いますよね。 確かに休日に渋滞するは事実であり、
それは帰省時の高速道路と同じです。 もしそういう場に遭遇しても、判っていて、そこにいるのだからあきらめるしかないのです。
私も実際に行くまではそう思っていました。でも、それは一日の中でのほんの一時的なことである事が判りました。
尾瀬の場合混雑はほんの半日です。土曜、日曜日の午前中は登山客が集中して大渋滞になります。
しかし、午後になるとひっそりとした本当の尾瀬の自然を満喫出来るのです。
こうなる理由は、多くの登山者が早朝より尾瀬に入山して散策を楽しみ、早めの昼食の後下山して片品村、桧枝岐村などの温泉に
入って帰る「日帰りパック」に参加しているからなのです。
なので、土曜、日曜の午後になると、登山口近くの温泉は元気なおばさんの集団が、どばっと押しかけて、イモ洗い状態になるです。
それでも比較的男湯は空いています! 恐るべし、女性パワー!
そんな混雑を避けるもっとも最良の選択は混む時間帯を避けることでしょう。 その時間帯に行って、「何故混むんだ!」
という意見は通用しません。 お前が来ているから!というのがその課題の正解ですからね。
混んでる時期でも、6時間ずらせば快適な尾瀬を楽しむことが出来ます。 それが出来ないから混むのでしょうね!
山小屋泊りや幕営(テント)生活の魅力は、午後の静けさや次の日の早朝の爽やかさといった本当の尾瀬の魅力に
接することができることにあります。(と、私は思っています。)
尾瀬沼の周りをのんびり3時間かけて一周して、テント場に戻り、売店でビールを買い、ベンチでごろ寝をしながら、
上空を飛び交う岩ツバメを見ながら、夕焼けを待つ。 そんなひと時が一番好きな時間です。
でも尾瀬の魅力!って、なかなか書ききれません。小川を泳いでいる40cmのニジマス。それを見ると驚きます。
でも、それらは昔からいる尾瀬にとっては普通の住人!でしょうからね。
(ニジマスは人間様が放流したそうです。でも今や尾瀬の住人です。)
私らは単なる通りすがりの旅人!です。 なので、何が魅力なのかそれを探しにまた行きたいと、思っているのです。
■ まとめ
私は渋滞が嫌いだし、天候により尾瀬への訪問が極端に影響されるので幕営生活を始めました。
Myテント持参、これなら好き勝手に行動することができますからね。
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