■ 美味しいそば粉の入手法 (茨城の極めてローカルな情報)
茨城県にはそばのスペシャルブランドとして、「常陸秋そば」なるものがあります。 究極の蕎麦
これは、もともと金砂郷という地域で栽培されていた在来種の中から、実入りが良くかつ蕎麦として品質の良いものを
選別して、作りあげた品種です。 つまり、選別選手権で最後まで残った優良品種!ってことなのです。
そんなにすばらしい「そば」なので、当然ながら、お値段もお高いということになります。
まあ、そんなブランドにこだわらなければ、北関東、南東北である茨城、栃木、福島県ではそば粉は比較的容易に入手
することができます。 というのは、最近あちこちにある道の駅で、地元の農産物を売っていますからね。
(もちろん、スーパーで売ってる程度のそば粉は全国で入手出来ます。 たぶん、原産国は中国かカナダです。)
この辺りでは石臼挽きのものでも、1kg1200円くらいです。道の駅で売っている物には、生産者の名前やいつ挽いた
のかも書いてあります。住所と電話番号をたよりに、そんな生産者の皆様と仲良くなれば本当の挽き立てを買うことも
できるでしょう。
でもいきなり電話なんて出来ない!と、いう人の為に、ちょっとした情報です。
常陸太田市は、水戸光圀が隠居した西山荘(せいざんそう)で有名ですが、ここに「伊勢又米穀製粉(株)」という
そば粉を小売してくれる製粉所があります。
〒313−0061 茨城県常陸太田市中城町199−3 TEL 0294(72)1236
FAX 0294(72)4536
いつでも在庫があるわけではないのですが、予約しておくと、挽いておいてくれます。 1kg1800円。
お高いですが、極上石臼挽き粉なりの値段だと思います。80メッシュで篩っていますので、実に細かいそば粉です。
もちろん、製粉所ですから、もっと安い粉も売っています。1200円なんて物もね。(小麦粉と比べるとやはり高いな!)
でも一番の問題は食べる人がその違いを判る舌を持っているか?ということです。(こりゃ、話題が脱線しましたね)
大子の「もみじ苑」でもそば粉を販売しています。
パンフレットによると、自家製粉そば粉 石臼極上 1kg 1900円、 田舎 1kg 1400円です。
高いように感じますが、一回の蕎麦掻で食べるのは、50〜100gほどですから、外で飲む珈琲代よりはお安いです。
そば打ちは道具が必要だから出来ない!と思っている人でも、「蕎麦掻(そばがき)」なら容易に出来ます。
北海道の幌加内や福島の山都、長野の黒姫などそばの有名どころは多いです。
旅で訪れたら、買って試してみることをお勧めします。食べて、健康になる。 こんな素適な食べ物ってそうないですよ。
■ まとめ
他にも、柿沼製粉など地元の製粉所はありますので、ネットで調べれば比較的簡単に良いそば粉が手に入りますよ。
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